これからスキーに行く人は絶対観るな
ネタバレなし
あらすじ
パーカー、ダン、ジョーの三人はスキー場で遊んでいた。終業時間がおわってもまだ滑りたい彼らはリフトに乗るが、ちょっとした手違いで係員が電源を落とす。次に人が来るのはなんと1週間後……
みなさんスキーのリフトに乗るとき、このまま止まったらどうなるんだろう?って思ったことありませんか。そんな妄想が映画になりましたよ!
僕はこの映画かなり好きなんですよ。ホラー映画やスリラー映画なんて視聴者を怖がらせてなんぼだと思うんですけど、フローズンは結構評価が低い作品でして。
もちろんただリフトで座ってるだけじゃつまらないので、ハプニングが起きたりアクションを起こそうとしたりするんですが、それにツッコミどころが多いようで。まあ僕は気にならないんですが。
ネタバレあり
最初の大きなアクションと言えば、ダンが飛び降りたことでしょう。まあ当然痛い結果に終わったわけですが。
これに対して登場人物がアホすぎてイライラする、という意見がありますが彼らはまだ学生ですし、そもそも異常事態に異常な行動を起こすのはなんらおかしくない、と思います。
全員の服を結んでロープにすればいい、という案もあったけどそれは彼らが寒さに耐えていることを忘れています。ロープにするぐらいの量の服を脱げるはずがない。でも、
「服を結んでロープにしようぜ!」
「寒くて死んじまうよ!無理!」
くらいの会話はあってもよかったかもしれません。
ダンの血の匂いを嗅ぎつけ狼がやってきます。僕はこのシーンかなり衝撃的だったんですが、狼が近くに住んでるスキー場なんてありえない!っていう意見があります。まあ細かいことはいいじゃないか、いたんだからしゃーない。まあスキー場に本当に狼がいるかどうかは別にしても、ああいうショッキングなシーンを撮れるのは流石ですね。今でも目に焼き付いています。
正直この映画はここがピークですね。
パーカーが寝てしまったあとに手が安全バーに張り付いてしまうシーンも秀逸。この映画は痛みの描写がうまいんですよね。でも二人の死因が両方とも狼っていうのはなあ。どっちか一人は凍死にしたほうがよかったんじゃない。これじゃ雪山より狼に恐怖を覚えちゃう。
大好きな映画のはずなのにわりと結構ダメなところをあげてしまいました。おもしろいと思いましたけど否定的な意見も一理あるな、と思える不思議な映画。
まあ割とぶっ飛んだところが多々ありますが、これを観てすぐにスキーに行ける猛者はいないでしょう。