副作用には気を付けろ
ネタバレなし
あらすじ
精神科医のバンクスはうつ病の患者エミリーに新薬を投与するが、彼女は夢遊病で旦那マーティンを殺してしまう。世間からバッシングを食らいつつもバンクスは事件を調査する。
まずこの映画には濡れ場があるので、苦手な人は注意してください。
正直ネタバレなしで言えることってもうないので早いですけどここで終了。
ネタバレあり
騙されたし、最後もスッキリしたけどパッとしなかったなあ。
出てる役者はみんな好きなんだけどなあ。
結局この映画ってあの二人が結託してたっていうこととわかってからの逆転劇が見どころなんだろうけどそれまでがちょっと冗長すぎるのかな。
殺人事件こそあったけど真実がわかるまではかなり眠くなったよ。
本当はネタバレなしのほうに書きたかったんですけど僕女性同士のキスシーンがどうも苦手で思わず目をそむけたくなってしまいます。キャサリン・ゼタ・ジョーンズとルーニー・マーラ両方とも美人だと思うけど無理なものは無理です。
これをもしネタバレなしに書いたらこの映画を見てない人はきっと
「そういえばこの映画は女性同士のキスシーンがあるらしい。でも前情報じゃレズビアンの人はいないし一体この中の誰がそうなんだろう?」っていう余計な疑問を与えるのはよくない、と思いましてね。
もちろん同性愛者に偏見はないですよ、不快にさせたらごめんなさい。
そういえばこの作品でスティーブン・ソダーバーグ監督は映画界から引退するらしいです。どうやら今後はテレビに力を入れるようですね。
まあデビッド・フィンチャーやスティーブン・スピルバーグといった巨匠たちもテレビドラマに力を入れる時代なんで彼の決断は理解できますが、それでもできれば映画は続けてほしかったなあ。
僕も一時期うつ病のときがあってそのときに一回だけ出された薬があったんだけどそれを飲んだらなんだかぼんやりして集中力がなくなったんですよね。
この映画のすごいところは多分だけど焦点をずらしてなんだかもやーっとさせているところ。だからこの映画を見たときは当時と重なったなあ。
僕がうまくハマれなかったのはそういう経験が邪魔したせいかもしれません。みんなは
「薬の副作用じゃなかったのか!一本取られた」って感じなんでしょうけど僕は
「えぇ……薬の副作用じゃなかったのか」と何だか途中から違う映画を見せられた気分になってしまいました。薬の副作用を描いている映画が観たかったんだけどなあ。