笑いながら謎解きができるぞ
ネタバレなし
あらすじ
結婚式を迎えるダグのためにフィル、スチュ、アランはバチェラーパーティーを開催した。ところが旅行先に着いた次の朝、三人とも昨夜の記憶がなく部屋に見慣れないものがたくさんあり、おまけに肝心のダグが行方不明だった。
バチェラーパーティーという単語に聞き慣れないかたもいらっしゃる、と思います。
海外ドラマファンだと意外と馴染み深いものですよね。独身さよならパーティーと訳されることが多いですね。独身最後の夜を同性の親友だけで楽しむパーティーのことですね。
この映画は謎の散りばめ方が秀逸なんですよ。しかも血生臭いサスペンスではなくコメディなのにうまい!終始笑いながら謎解きするなんてこの作品くらいでしょうね。余談ですがCSI:マイアミに本作によく似たエピソードがあります。
それからこの映画はそこそこ下品なので苦手な人は注意。
ネタバレあり
邦題は別に好きにつけてもいいと思うけどさ「消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」みたいな長ったらしいサブタイトルはやめてほしいな。
目が覚めたら歯が一本なくトイレには虎がいて知らない赤ん坊までいる。ここまで観て途中で観るを辞めるの人はほとんどいないと思います。この映画が笑えないと思ってる人はいても昨夜何があったか気になる人はたくさんいたでしょう。
主人公は4人とはいえ、話は主にフィル、スチュ、アランの3人で進みます。このバランスが絶妙だと思います。トリオ漫才みたいでツッコミ、小ボケ、大ボケみたいに役割がはっきりしています。特にスチュの笑いが好きです。アランはちょっとくどいかな。
僕が一番笑ったのはチャウが全裸でトランクから出てくるシーン。裸芸は最高だ!チャウが絡むとおもしろくなるなあ。
一方笑えなかったのは警察が子供たちにスタンガンを使わせて3人を痛みつける場面。あそこはいったいどういったリアクションで観ればよかったんでしょう。確かに悪いのは彼ら3人ですがいじめにしか見えませんでした。
それからエンディングも秀逸。この話がよくわからなかった人も最後を観れば納得できる演出です。ラストシーンが素晴らしい映画はたくさんありますが、エンディングが良いのはかなり少ないと思います。
フィル役のブラッドリー・クーパーがイケメン役なんでしょうけどアラン役のザック・ガリフィアナキスも痩せたら山田孝之みたいでカッコいいだろうにもったいないね。
このシリーズは三作全部観ましたけどやっぱりおすすめは1ですな。コメディの傑作でしょう。