レインメーカー ネタバレナシとネタバレアリ感想

新米弁護士の戦い

ネタバレなし

あらすじ


弁護士の卵のルーディは、保険料の支払いをめぐって大手保険会社と法廷で争う。


この映画、主演がマット・デイモンで監督はコッポラにも関わらずレンタル店になかなか置いていない作品なんです。GEOやTSUTAYAのネットレンタルもずっと貸出中で観るまでに時間がかかりました。動画サービスの会社が買い取ってくれたらこんな手間かからないのになあ。まあ結局WOWOWで観たんですが(笑)。

若きルーディの青さが僕は好きです。コネも金もないけれどとにかく一生懸命なんですよ。多分彼のことを嫌いな人はいないんじゃないだろうか。
ヒロインのケリーはHOMELANDでお馴染みのクレア・デインズ。当時なんと17歳。勝手に25歳前後だと思ってましたよ。この時はかわいかったなあ。

弁護士モノってドラマだと豊富ですけど映画になると途端に数が減るんですよね。難しい法律用語もなくオススメできる代物です。
この映画は保険会社との戦いをテーマにしたドラマというより新米弁護士ルーディを描いた作品と言えるでしょう。ヒロインとの恋愛要素も結構強いので、恋愛映画が好きな人も楽しめると思います。

ネタバレあり

スポンサーリンク

結局遺族には大金が手に入らずじまい。破産したグレート・ベネフィット社だけが損をし、誰も得しない結果に。でもとても清々しいエンディングですよね。和解していたらまたダニーみたいな被害者が出ていたかもしれませんので、これが最良の結果でしょう。
法廷モノってよっぽど暗い作品でもない限り主人公が勝つに決まってると思うんですが、それでも終盤の逆転劇には胸が熱くなります。

ダニーが死ぬのは可哀想だったけどきっと間に合わないだろうな、と思ってました。士気を上げるにはやはり人の死が一番ですからね。

僕が気に入っているシーンは盗聴を行っていたドラモンドに一矢報いる場面ですね。あのときのルーディのしたり顔が最高です。でもその件でドラモンドに恥をかかせただけで終わらせたのは予想外。うまくやれば弁護士資格はく奪くらいまで持っていけそうな気がしたんですけどね。

それにしても、どの映画やドラマでも保険会社は悪役をやらされますよね。優良な保険会社で働くサラリーマンの話も観てみたいです。もしあったらジャンルはファンタジーかな。

レインメーカーとは金の雨を降らせるほどの一流弁護士という意味です。ルーディが一流なのは間違いないでしょうが、降らせたのは恵みの雨でしょうね。

スポンサーリンク