ついにラノベがハリウッドへ
ネタバレなし
あらすじ
近未来の地球ではギタイという生物に侵略されていた。ウィリアム少佐はある出来事のせいで左遷となり、前線に駆り出され死んでしまう。しかし目が覚めると出撃前に戻ってしまっていた。
原作はなんとライトノベル。自称読書家から何かと馬鹿にされがちなジャンルですが、ハリウッドで実写化されるとは……しかも主演はトム・クルーズ。ネットでは映画化が決まったとき「ついにラノベが世界に認められた!」という歓びの声や「ハリウッドもマジで原作枯渇なんだな」などの嘆きに溢れ混沌としていました。
僕自身ラノベは一冊だけですが読んだことがあり、特に偏見はありませんがそれでも発表があったときはびっくりしました。
まあ結果は大成功でしょう。興行収入は悪くないし、日本のファンからも評判がいいですね。僕もかなり好きですよ、この作品。
ループモノに分類されると思いますが、この手のジャンルにハズレなしと言っても過言ではありません。原作の日本の要素はほぼゼロに改変されていますが、おすすめできます!
ネタバレあり
先述したようにハリウッドは原作枯渇だなんてぬかした無礼者がいましたが、その割にこの作品は既視感を覚えませんでしたね。考えてみたらハリウッドのループモノって結構少ないんですよね。調べればもう少しありそうですが、パッと思いつくのはミッション:8ミニッツくらいです。
ループモノって友情・努力・勝利と相性が抜群だと思うんですよ。正確にはこの映画のウィリアムとリタの関係は友情ではなく恋でしょうが。ループから抜け出そうとする共通の目標から親密になりますし、ウィリアムはずーっと彼女と接するのでおのずと情が移ります。
最初の戦場から生き残るために何度も試行錯誤し、死亡しました。そしてリタとの激しい特訓の末、オメガに勝利します。たくさんの努力と敗北を積み重ねてた結果です。
やっぱり一番燃えたのは最後J分隊と協力して戦うシーンですね。あそこは胸が熱くなりましたよ。
原作では主人公の名はキリヤ・ケイジでしたが映画ではなんとウィリアム・ケイジ。これは原作愛と受け取っていいんでしょうか(笑)最初見つけたときは笑ってしまいました。
余談ですが、英語圏ではEdge of Tomorrowという題だったのがソフト発売時にはLive Die Repeatに。後者はめちゃくちゃダサいと思います。
続編が決まったというニュースがありましたが、絶対にやめたほうがいいと思うのは僕だけではないでしょう。