ほぼアクション映画
ネタバレなし
あらすじ
1890年、ロンドンで探偵ホームズとその相棒ワトソンは、殺人犯であるブラックウッド卿を逮捕した。彼の死刑が執行されるが、死体は別人のものだった。
原作は言わずもがな、超人気作品。100年経った今でも映画やドラマが作られる化け物じみたコンテンツです。
しかし原作のファンが喜ぶような内容ではないです。ホームズの性格が明らかに違います。でもぶっ飛びすぎているので原作ファンは別物と割り切っているようですね。中途半端に似せにいかなくてよかったね。
ミステリー要素はイマイチですがアクションはなかなか。僕は推理要素は期待しないで観ましたよ。シャーロック・ホームズはまだらの紐しか読んだことがないんですが、がっかりした記憶しかなかったんで(笑)
昔のイギリスの雰囲気がかなり独特なのでそれだけでも観る価値があるかもしれません。
ワトソン役のジュード・ロウは英国紳士のファッションがよく似合いますね。ただこのあたりから頭皮が残念なことに……。帽子を被っているシーンはステキですよ(笑)
アイリーン役のレイチェル・マクアダムスはそんなに綺麗じゃなかったなあ。この時代の髪型は彼女に合わないんだと思います。
ネタバレあり
アクションシーンは概ね好みですが、一つだけ残念な点が。
ホームズが闘技場みたいなところで闘うシーン。彼が相手との戦闘をシミュレーションするんですが、結果はその通りになるんですよ。それが何だかムダだなあと思って。せめてちょっとミスしたり、力加減を間違えてフルボッコにしてしまったりと多少の変化が欲しかったですね。
ちなみにこのアクションはバリツというらしいですね。コナン・ドイルが日本の武術を参考にしたようでシャーロキアンの数少ない見どころだったんじゃないでしょうか。
それからホームズはよくジョークを言うんですが、クスリとも笑えなかったなあ。英国紳士にしか受けないユーモアセンスなのかもしれません。
エンディングはスナッチでお馴染みのガイ・リッチー節の演出が炸裂。僕、ああいうの大好きなんですよ。
続編を匂わせるような終わり方でしたね。やはりホームズの宿敵といえばモリアーティですから、次はもっとスリリングな展開になることに期待。
僕はBlu-Rayで観たんですが、金曜ロードショーで観た人は散々だったようですね。画面左上にバラエティのようなテロップが出たみたいで(笑)
ああいうことをするから地上波で映画を観る人が減るのになあ……