ジャンパー ネタバレナシとネタバレアリ感想

もし瞬間移動ができたら

ネタバレなし

あらすじ


高校生のデヴィッドは凍った川に落ちてしまうが、いつのまにか図書館に移動していた。彼は自分が瞬間移動の能力を持っていることに気づく。


瞬間移動(テレポーテーション)の能力を持つ主人公ってあまりいませんよね。せいぜいドラえもんがどこでもドアを持っているくらいで、大抵の作品は脇役がその能力を持っていると思います。なぜ脇役かというとやっぱり冴えないんですよね。
戦闘モノなら技のレパートリーが少ないでしょうし、ただのSFでもアチコチ行けるだけじゃ話が広げずらいでしょう。

そんなある意味前人未到ともいえる瞬間移動をテーマにしたこの映画。世間の評価があまりよろしくないです。話としてはやっぱり地味なんですよね。
それから主人公の性格に問題があるのも叩かれる原因となっています。
しかし観光地を楽しむ映画として観れば悪くないのでは?

余談ですが、日本人からしたらジャンパーっていうタイトルめちゃくちゃダサいですよね(笑)
ジャンプする人っていう意味なのはわかりますが、どうしても服のほうを連想してしまいます。
ちなみに服のジャンパーは向こうではブルゾンというそうです。
こんなときくらいカッコイイ邦題つけていいんですよ、配給会社の皆さん。

ネタバレあり


もし自分が瞬間移動できたら、モン・サン・ミシェルで食事して、マチュピチュ見て、沖縄で遊んで……とまあそんなことしか思いつきませんでした。まあ普通の人は観光を楽しむくらいでしょう。
しかしこの主人公はあろうことか銀行強盗を行います。立ち入り禁止のコロッセオにも侵入。正直悪役扱いされているパラディンのほうが正義に見えますよ。というか悪役に見せるためにお父さん殺したんでしょ!
この手の映画で悪事が許されるのって彼女を救うためかいじめっ子に復讐するくらいですよね。

父親がドア越しに話すシーンは泣きそうになりました。でもそんな優しくなった父親はもういません。銀行強盗の代償がこんな形で払わされるとは……。

この映画は世界各地が舞台なのが売りですよね。日本もちゃんとあるのがグッド。
洋画にありがちなナンチャッテ東京ではなく本物の東京。
でもあのカーアクションとかどうやって撮影してるんでしょうね。日本はそういうの厳しいイメージですが。

RPGのWizardryみたいに壁の中にワープしてしまうことはないんでしょうかね。もちろんそういうことを考えるのは野暮だと思いますが(笑)