96時間 ネタバレナシとネタバレアリ感想

おじさん、ちょっとやりすぎだよ

ネタバレなし

あらすじ


元CIAのブライアンには前妻との間に娘キムがいた。ところがキムはパリ旅行中に拉致されてしまう。ブライアンの救出劇が始まる。


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正直アクションシーンではリーアム・ニーソンの運動能力が大したことないせいかカメラワークばっかりに目がいってしまいました。でも爆発とか銃撃戦とかカーチェイスは間違いなく一流です。
一応舞台はパリですが、美しい街並みを期待するのはやめたほうがいいでしょう。あらすじを見ればわかるでしょうが、パリに行く気が失せると思います。
それからグロテスクなシーンこそありませんが、暴力的な描写は結構あるんで苦手な人は要注意。
タイトルを見て海外ドラマ24を連想する人もたくさんいると思いますがあの作品が好きならこれもハマるんじゃないでしょうか。まあこの映画は96時間もやりませんが(笑)

ネタバレあり

ブライアンについていけません。人を殺しすぎでしょ……。僕は数えてないけど30人近く殺したらしいです。
おまけに何の罪もないジャンの妻を撃ちました。生きていればセーフっていう問題じゃないでしょ。痛々しい傷が残ったり銃にトラウマを覚えるようになったらどう責任取るつもりなんですか?まあこれは大切な家族を救うための犠牲として多めに見ましょう。
一番許せないのは名前忘れましたけど感電死させられちゃった人のこと。無抵抗の人間を殺す必要はないだろうに。そいつ殺したって娘の危機は何も変わらないでしょう。まさかキムの友人アマンダが死んだせいではないだろうしなあ。
警察に出頭するっていうオチならまだ納得できたんですけどハッピーエンドだったので余計に腹が立ちます。
でも冒頭の誕生日プレセントのシーンはさすがに同情したなあ。最初の頃は哀愁漂うおっさんで好きになれそうだったのに。

キム役はLOSTでお馴染みのマギー・スミス。LOSTではイケイケなモデルを演じていたせいか本作のマジメなキャラがどうもしっくりきませんでした。どちらかと言えば彼女にはアマンダのほうが似合いそうです。

文句ばっかになってしまったけど不思議と退屈はしませんでした。約90分っていう尺もよかったんでしょうけどやっぱりテンポがいいね。正直主人公以外は好きな要素ばっかりなのになあ。リーアム・ニーソンはどちらかといえば好きな俳優だけどね。でも正直彼じゃなくてシルベスター・スタローンあたりが演じたほうが完成度があがったかも。
続編も2つ作られたけどこれが一番良かったかな。

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