地球の内側を描いたSF
ネタバレなし
あらすじ
地球の核の回転が停止し、磁場が不安定になったため世界各地で異常行動が起こった。各分野から6人のスペシャリストが立ち上がり、問題に対処する。
宇宙へ向かうSFはたくさんあります。一方で内側を描いた作品はかなり少ないでしょうね。
ただどうも科学的に観るとツッコミがどころが多いようです。そもそもそういった知識に明るい人はSFを楽しめるんでしょうかね(笑)
彼らが向かうのは地下3200kmの世界。人類は誰も行ったことがない世界ですので多少ぶっ飛んでいます。ちなみにボーリングの世界最高記録は12kmのコラ半島超深度掘削抗です。桁が違いますね。
まあとにかく娯楽作品として楽しみましょう。たしか「NASAが選んだありえない映画」の上位にランクインしていましたし。
ネタバレあり
やはり内側に行ってからが問題ですよね。
2003年の映画とはいえCGがへぼすぎます。ボブがマグマに沈むシーンは笑いどころにしか思えません。
晶洞の水晶が作り物感丸出しなのもいただけませんね。あと音楽の使い方が大げさで古臭くないですかね?あえてそうしているんでしょうか。
これで予算が8500万ドルなんだから驚きですね。キャスト代ではないしょう、地味な役者が多いですし。
あの船の中の人間ドラマも魅力的なモノではありませんでした。主人公なんかただ暑苦しいだけでしょ。アルマゲドンとの差はそういうところでしょうね。
この映画は取り柄らしいものが見当たらないんですよね。
「いっそ地底人でも出せばよかったのに」という意見が結構たくさんありましたが、まさにその通りでしょう。
ペースメーカーの使用者が大量に死んだり、鳩が滅茶苦茶に飛んだシーンまではおもしろかったのになあ。まあほぼ冒頭なんだけど(笑)
それからジョシュがお偉いさんの前で果物を燃やすシーンは何だか笑えましたね。いやわかりやすくて助かったんですが、それにしても炎が大きすぎじゃないですかね(笑)
火災報知器が探知したらどうするつもりだったんでしょう。即席の実験だったのでそういった部分を考慮したとは思えなかったですが。
この映画の収穫はレベッカ役のヒラリー・スワンクが意外と綺麗だったことくらいです。
テレビではラストシーンをカットしたバージョンを放映したことがあるようですね。要はラットのどんでん返しがバッサリ切られてしまったようです。さすがに後味の良い映画の結末を悪くしてしまうのは大問題じゃないですかね……