ウォッチメン ネタバレナシとネタバレアリ感想

もし現実にヒーローがいたら

ネタバレなし

あらすじ


1985年、能力を制限されたヒーローたちの一人であるコメディアンが何者かに殺害される。ヒーローであるロールシャッハが仲間達に警告するが……


アメコミ原作の映画では最も異質な作品ではないでしょうか。少なくとも子供向けではないです。グロテスクなシーンと濡れ場があるので苦手な人は注意。
もしヒーローが現実にいたらという観点から作っています。彼らがケネディの暗殺、ベトナム戦争、アポロ11号着陸などに関わっている設定なので現実のパラレル・ワールドのように感じますね。

出演者は有名とは言い難い役者たちですね。元々はかなり豪華なキャストが予定されていたようですが、今のキャスティングで良かった気がします。

ヒーローがたくさん出ますが超人的な能力を持つのはDr.マンハッタンだけです。X-Menのような展開を期待するのはやめましょう。

164分と長めですが、原作のファンからするとオリジナルの良さを伝えるためには尺が足りないらしいです。

ネタバレあり

スポンサーリンク

かなり評価が分かれた作品ですが、僕は正直退屈でした。登場人物が多すぎるんですよね。ウォッチメンだけではなく上の世代であるミニッツメンまで出てきてややこしくなった人もいるでしょう。

映像化不可能といわれていましたが、どこら辺がそうだったんでしょう。漫画故のトリックを使ったとは思えませんし……

時代が時代なだけに劇中では懐メロばっかり流れましたね。まあこの時代に生まれてすらいない僕はボブ・ディランの「時代は変わる」くらいしかわかりませんでしたが(笑)

おそらくウォッチメンのファンはこの作品のメッセージを気に入っているんでしょう。「大勢を救うために誰かを犠牲にしていいのか」というものですが、それだけの問題提起のために2時間半も視聴するのは苦痛。
そもそもウォッチメンは何かの暗示なのかもしれませんが、その割に実在の事件や登場人物を多用しすぎていて何だか中途半端なんですよね。全体的に回りくどい印象。
Dr.マンハッタンがマンハッタン計画を意味していることだけはわかったんですけどね。

このヒーローたち実は元ネタがいるようで
コメディアン:ピースメーカー
ロールシャッハ:クエスチョン
ドクターマンハッタン:キャプテンアトム
ナイトオウル二世:ブルービート
オジマンディアス:サンダーボルト
シルクスペクター:ファントムレディ
らしいですが、恥ずかしながら一人も知りません。というかナイトオウルはバットマンじゃないんかい……

スポンサーリンク