レンタル店の今後
なぜHuluやAmazonプライムビデオではなくNetflixだけを引き合いに出したかというとNetflixは元々DVDのレンタル会社だからです。
TSUTAYAは日本のレンタル業界の頂点に達していると過言ではありませんが、レンタル業界そのものの雲行きが怪しいですよね。
数年前からコミックレンタルにも力を入れている印象ですが、世間は様々な娯楽をデジタルで済ませようと移行しているのにアナログの道を開拓するのは理解できません。
調べればゲオチャンネルはつい最近できたようですが、TSUTAYA TVはなんと2008年からサービスを開始しているんですね。8年も何してたんだ……
両社とも見放題サービスも用意しているようですが、これがもう冴えないコンテンツばっかりでして……。駄作ばっかりというわけではないんです、寧ろ過去の名作はたくさんありますが、他の動画配信サービスにも置いてあるようなものばかりなのが問題です。
はっきり言って二社のサービスが何を売りにしているのかさっぱりわかりません。
なぜ独自コンテンツを作らないのでしょう?
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出来ないわけではないと思うんですよ。Netflixはフジテレビが介入しているとはいえテラスハウスなどがありますしAbemaTVなんか無料のくせにオリジナルだらけです(まあ正確にはストリーミングサービスですが)。
両社も「TSUTAYAだけ」の洋画やゲオでいう24リヴ・アナザーデイなど他社より一歩リードしようとする姿勢は見受けられますが、コンテンツを独占しているだけで独自で作っているとは言い難いでしょう。というかはっきり言ってああいうのは嫌われますよ。
まあ作るとしたら映画かドラマかアニメかバラエティでしょうが、映画とドラマは日本ではまだまだテレビ局の力が強いので優秀な人材を集めるのはかなり大変でしょうし、バラエティは視聴者が無料で観ることに慣れ過ぎているので余程の人気コンテンツでもない限り金を払ってまで観てくれるとは思えません。
というわけで僕はアニメに一票。
アニメ業界は常に資金不足ですから出資者は大歓迎でしょうし、映画やドラマより安く済ませることができるでしょう。たかが1作品のために月額1000円も払うユーザーは少ないでしょうから3~5作品は制作したいですね。続編が切望されているが予算の関係上厳しい作品などを制作すれば話題性を呼び、アニメファンからのイメージがアップしそうです。
とまあアホな素人ながらに考えてみましたがやっぱりかなりハイリスクですね。1話制作するのに最低1000万円かかると言われてますし。しかしこれくらい勝負に出ないと将来的にまずいと思います。
冗談抜きにこのままだと10年後のレンタル業界の未来は宅配レンタルと大して稼げない動画配信サービスしか残らない気がします。
割と辛口なコメントになってしまいましたが、僕は動画配信サービス全体がもっと盛り上がることを切に願っています。今はNetflixとHulu、Amazonプライムビデオの三つ巴のような気がしますが、そこにたくさんのライバルが加われば映画、ドラマ、アニメなどのコンテンツそのものが活性化する気がします。
TSUTAYAやGEOがいつかNetflixを超えるサービスを提供する日に期待。