冒頭が良くも悪くも印象的
ネタバレなし
あらすじ
精神科医マルコムは、死者が見えるという第六感を持つ少年コールを担当する。
この映画は幽霊が結構出てきて、それがなかなか怖い、というかビックリします。
ホラー映画なんで当然といえば当然ですが、心臓が弱い人は注意。
それからWikipediaにはネタバレが載っているので見ないことを推奨。
M・ナイト・シャラマン監督の作品は割と酷評されがちですが、一番評価の高い作品はこれでしょう。アカデミー賞にもノミネートされましたし。
ネタバレあり
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おそらく実は死んでた系ではダントツの知名度を誇るでしょう。似たような映画を作ればシックス・センスのパクリと言われがちです。
衝撃の結末としてよく紹介されがちですが、僕は見事(?)当てることができました。
それは冒頭の「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」というブルース・ウィリスの前置きのせいです。
最初は、「秘密?なんだろな、主人公が死んでいるとかだとベタすぎるし……」と思って観ていました。
しかしマルコムがコールとしか会話をしていないことに気づいてからは、「頼む、ミスリードであってくれ。僕だってラストでびっくりしたいよ!」と願っていましたが悪い予感は的中。
配給会社が勝手に「最後のどんでん返しに期待!」なんていう宣伝をしたらこの映画に罪はないですが、映画内であんな前置きを使っている時点で僕の評価はだだ下がりです。
あの前置きは話題性を呼んだので興行収入のアップには繋がったでしょう。しかしあれがなかったほうが観客の衝撃度は上回っていたでしょうね。
まあ1999年では斬新だったのでしょう。今となっては、まだこの映画のオチを知らない人に見せたところでそんなに驚くとは思えません。
この映画をオチだけの作品だという人もいれば、少年の成長を描いた感動作だという人もいます。もちろん後者のような意見も一理あると思いますが、あんな前置きがある時点で監督はオチそのものに非常にこだわっているのは明白です。前者のような意見が出るのもしかたないと思います。
ちなみに僕はあまり感動できなかったです。
白い息の伏線なんかはよくできてると思います。
それから僕は気づきませんでしたが、この作品は赤を意識的に使っているようですね。
調べたら映画の後日談を書いた小説があるようです。生存者、逃亡者、密告者の3作品。ちょっと出し過ぎじゃないですかね(笑)
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