思ったより普通だった
ネタバレなし
あらすじ
カースタントマンのドライバーの裏の顔は犯罪者の逃がし屋だった。近所に住む人妻アイリーンと親密になるが、ある日彼女の夫が刑務所から帰ってきてしまう……
結構絶賛している人が多いこの作品。でも僕としては普通だったなあ。
R15+指定で暴力的な描写が多いので苦手な人は注意。
それからDVD・BDには英語音声しか入っていません。どうやら吹き替えはオンデマンドサービスのみのようです。music.jpというサイトで有料で観れます。しかし値段はレンタル店なら旧作扱いでしょうが、オンデマンドならまさかの432円……。ちょっと高くないですかね(笑)
こういうパターンは初めてなんじゃないでしょうか。権利関係が面倒なのかな?
僕は運良く午後のロードショーで観ることができましたので吹き替え派は辛抱強くテレビで放送されるのを待つのもありでしょう。
タイトルや主人公の名前からしてカーアクション映画だと思いがちですが、車のシーンはそれほど多くないです。その手のジャンルって主人公が乗ってる車種とかがかなり重要だと思うんですが、特に印象には残らなかったなあ。というかどんな車かも思い出せない(笑)バイオレンス要素のほうが強いでしょう。
ネタバレあり
評価が高いのでわくわくして観たら期待外れ。もちろん駄作ではないんですけど高評価のレビューがムードや演出といった映像美や意外性とは違う、好みにかなり左右される要素を褒めていたので、単純に僕にはハマらなかっただけでしょう。
雰囲気は何だかたけしの映画に似てるなあと思いました。僕、彼の映画もそこまで好きにも嫌いにもなれないんですよね。
正直主人公に色々詰め込みすぎたと思うんですよね。修理工として働き、運転のスキルもあり腕っぷしも強いっていうのはやりすぎなんじゃ……。まあそういうのをうまく隠すために本名や過去のことを明かさなかったんでしょうけど。映像だけ見るとリアリティがあるように見えますが(逃がし屋のシーンなど)、世界観は正直現実味がなさすぎます。
ライアン・ゴズリングが初めてカッコよく見えましたね。きみに読む物語の頃は恋愛映画の主人公のくせに全然男前じゃないなあという印象でした。適役だと思います。
この時ブレイキング・バッドをちょうど観ていてブライアン・クランストンが登場したときには胸が熱くなったけど何だかパッとしない役だったなあ。殺されるシーンだけは印象的でしたけど。別に彼じゃなくてもよかったんじゃないかい。