天使のくれた時間 ネタバレナシとネタバレアリ感想

もし違う道を選んでいたら

ネタバレなし

あらすじ


13年前、主人公のジャックは恋人ケイトと別れ、夢のためにロンドンへ留学。結果、現在のジャックは金融会社の社長であり独身貴族を謳歌していた。ところがある男のせいで13年前ケイトと別れていない世界を経験することになる。


「もしあのときこうしていたらなあ」なんて思ったことは誰にだってあると思います。
金持ちだが寂しい生活か、庶民的だが家族の声で溢れる暮らし、どちらが理想的なんでしょうかね。あ、現在の僕はもちろん庶民的で寂しい生活です(笑)
ニコラス・ケイジ主演の作品で一番好きな作品ですよ、オススメ。

ネタバレあり

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原題は「The Family Man」。家庭的な男という意味ですかね。それにしてもステキな邦題。

13年前のケイトは若々しかったですけど、ジャックは……(笑)
現在では彼は30代だったので13年前は少なくとも20代。うーん、見えませんね、やはり髪の毛って大事。でもカツラを被ったりすると滑稽に写ったりしますので難しいものですね。
ケイト役のティア・レオーニって綺麗ですけどあまり大成しなかった印象です。作品というか役に恵まれていない気がします。この記事を書く時もヒロイン役が美人であることは覚えていましたが誰が演じていたのか忘れていましたし。
余談ですが、ケイトに限ったことではないけれど髪と眉の色が違うのはどうも好きになれません。何だか人工的な印象なんですよね。
ケイトは髪の毛がプリン頭でしたが、美容院に行けない経済事情を表しているのかもしれません。

ジャックがコンビニでキャッシュと取引してしまうのは流石。彼がこれまで人生を賭けた大勝負にチャレンジし、勝ち続けてきたことを表しています。

比較対象としてタイヤ・ショップの営業職を持ち出すのはどうなんでしょうか。そこそこ恵まれた環境にあると思うんですよね、一応専用のオフィスもありますし。あの環境が羨ましい労働者はたくさんいるはずですが……
2000年の映画だからでしょうか?リーマンショック後の作品ならもう少し稼ぎの少ない職に設定されていたかもしれませんね。

やはりこの映画はラストが秀逸なんですよね。ああいう主人公がまたゼロから始めていくような終わり方は大好物です。パラレルワールドの二人と違い彼らはお互いエリートですが、何とかなりそうな気がします。ただ2人の子どもが生まれないかもしれないと思うと何だか悲しいですね。

「今からでも未来は変えられる」というのが監督のメッセージなのかもしれません。

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