セクシークライムアクション?
ネタバレなし
あらすじ
賞金稼ぎマイロは元妻ニコールを捕まえようとするが……
僕は予告編を観ずに映画を借りることが結構あるんですが、初めてそれを後悔しましたね。だってこのタイトルでジェラルド・バトラーが出てるんだったらハードボイルドを期待する人もいるでしょう。
この映画は派手なドンパチもなければ手に汗握るアクションもありません。
こてこてのラブコメディです。それも特に女性向けの。
まあジェニファー・アニストンが出る映画ってかなりそういった作品が多いので僕に落ち度があるのは否めませんが。
一応銃撃戦はあるんですけど2010年の映画にしちゃ大したことないです。
ラブコメは恋愛要素も大事だけどコメディ要素も重要。でもこの映画は笑えなかったなあ。底抜けに明るいのはいいんだけどさ。
ノリが海外ドラマのバーン・ノーティスに似てると思います。僕が途中で断念したドラマだけあってこの映画も最後まで観るのが苦痛でした。もっともあのドラマは爆発とかスパイのうんちくとかにかなり力を入れていて僕はそれを楽しみにしていましたがこの映画はそれすらないです。
ネタバレあり
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まずこの映画をセクシークライムアクションという風に位置付けていますが、まずまずそもそもセクシーではないです。彼女がアラフォーであることは置いても、顔が女優の中で特別色っぽいわけでもないですし、ボディラインが美しいわけでもないです。タトゥースタジオで男を魅了するシーンがありますが、それが全然セクシーではなくむしろかわいそうになってしまいました。
おそらく男性にだけ憧れられる俳優がいるように彼女は女性にだけセクシーといわれる女優なんでしょう。それともひょっとするとアメリカと日本に違いがあるのかもしれません。
クライムはまあいいとしましょう。
しかし問題はアクションです。この映画をアクション映画とは呼べないでしょう。車に乗りながら銃で撃ち合い、その後横転するシーンくらいでしょうか?それだってサスペンスドラマや映画などでも見られる光景ですしそういった作品は○○アクションなんてキャッチコピーはつけません。
ひとつ参考になったのはバウンティ・ハンターという職業についてです。バウンティ・ハンターといえばガンマンなどを想像する人が多いでしょうが、実際はマイロみたいな人がほとんどでしょう。現実的なバウンティ・ハンターを描いた作品を見てみたいものです。
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