ウソつきは結婚のはじまり ネタバレナシとネタバレアリ感想

見栄なんか張ってもしょうがない

ネタバレなし

あらすじ


美容外科医ダニーは既婚者のフリをすることによって数々の女性を落としてきた。あるパーティーで指輪を外したとき若い美女パーマーに運命を感じてしまう。しかし彼女は指輪を見つけてしまい、彼は必死に嘘で塗り固めるが……


主演がアダム・サンドラーで尚且つハワイが舞台だと50回目のファースト・キスを連想してしまいますね。あの作品と比べると泣ける要素こそないですが本作もなかなか笑えますよ。
ただ下品な笑いが多いので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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コメディ映画にこんなツッコミをするのも野暮ですがパーマーのキャラ設定だけが本当に雑。真面目な性格に見えますが、ミニスカートで谷間全開ですし、家庭が自分のせいで壊れるのを嫌うくせに他人の家族旅行には付いていきますし、教師のくせにEDも知らないですし。結婚しようと提案するのも唐突過ぎます。それから僕、アメリカの女性について詳しくないんですがですが、23歳がセブンティーン読むんですかね……
そもそも彼女にバレないように行動してきたのに、今までの嘘を暴露するシーンがないのは残念。

終始おもしろかったんですが、ピアノ・マンの替え歌だけはクオリティーが低すぎじゃないでしょうか(笑)ビリー・ジョエル以外にも同タイトルの曲あるんだ~なんて思っていたらスタッフクレジットにちゃんと表記されていてぶったまげましたよ。一応吹き替えと英語音声、両方聴きましたがどちらも原曲には似てないですねえ。

子どもたちがインシンクを知らないと言っていましたが、すいません僕も知りません(笑)アイドルグループなんですね。勉強になりました。

最後、パーマーが結婚した人はアンディ・ロディックという実在のテニス選手であり、おまけにパーマー役のブルックリン・デッカーの実際の夫でもあります。

これってお気楽で笑える映画に見えますが、ちゃんとテーマがありますよね。「嘘をついてもしょうがない」ということ。ダニーとキャサリン(偽デブリン)の家族、ドルフ(本名忘れた)はパーマーを騙しているので当然ですが、本物のデブリン(紛らわしいなあ)とその彼氏も嘘をついていました。
本作は1969年のサボテンの花という映画のリメイクなんですが、原作では主人公の職業は歯医者なんですよね。わざわざ美容外科医に変えたのは「偽の美を追求する人々」を滑稽に描写したかったからでしょう。現にこの作品にでてくる患者は新規の客ではなく、眉が左右非対称であったり豊胸パッドが破裂したりと整形に失敗した人間だけを描いています。

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