マイノリティ・リポート ネタバレナシとネタバレアリ感想

犯罪を予知できる世界

ネタバレなし

あらすじ


2054年、プリコグと呼ばれる3人の予知能力者によって犯罪予知が可能になっていた。ある日、主人公ジョンが刑事であるにも関わらず殺人を行うという予知が映し出されてしまう。彼は逃走しながら真相を追求するが……


犯罪を予知する作品は色々ありますが、やはりその代表格はこれでしょう。
この映画を原作にした海外ドラマがありましたが、シーズン1で打ち切りになってしまいました。まあ似たようなジャンルのパーソン・オブ・インタレストがそこそこ人気ですからね。

スティーブン・スピルバーグ監督の作品では一番好きです。

ネタバレあり

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2015年マイクロソフトが犯罪を予測する精度91%のプログラムを開発しました(残り9%がエコーかな)。犯罪予知の世界はもうすぐそこまで来ています。未来の犯罪で逮捕されてはたまったもんじゃないですよね。寸でのところで思いとどまることもあるでしょうに。

嫌いな人間を挑発して殺させたいほど煽れば、相手をハメることができますね(笑)しかしいつかは殺人以外の罪も予測できるようになるでしょう。そうなったら僕自身にも相手を逮捕させようとした罪で何らかのペナルティーがあると思います。ところが僕がそこまでして憎んだ相手はやはり相手自身に非があるとして……と堂々巡りになってします。まあこのシステムがガバガバなのは言うまでもないでしょう。どちらかと言えば新生児の悪のDNAを遺伝子操作して善人にしたり、教育として都合の良い倫理観を植え付け洗脳させたほうがうまくいくかも。本作よりおそろしい未来ですな……
2002年の映画なので2001年に制定された愛国者法に疑問を投げかけているのでしょう。

犯罪者のジョンの眼球でセキュリティをかいくぐるのはどうかと……普通、警察側で弾いておくべきでしょう。でも彼が目玉を追いかけるシーンが面白かったので良しとします(笑)

SF映画にありがちですが、ジョンが手袋のようなもので機械を操作していましたね。しかしああいう未来にはならないだろうと思います。だって運動量が尋常ではないですよ(笑)何だかんだキーボードに勝るものはないと思うんですけどねえ。

妻ララ役はコールドケースのリリーでお馴染みのキャスリン・モリスでした。でも本作では、変てこなショートヘアのせいで彼女の美しさが台無しになっていた気がするような……彼女はやはり長めのブロンドが似合うと思います。

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