マインド・ハンター ネタバレナシとネタバレアリ感想

シンプルなクローズド・サークルモノ

ネタバレなし


FBI分析官候補生7人は、最終試験のため孤島へ向かう。架空の事件を調査するはずが、本物の殺人鬼が潜んでいたことが判明する。


外界との連絡がとれない状況を舞台とした作品ミステリーでは、クローズド・サークルと言います。一番人気なのは「そして誰もいなくなった」かな。日本では漫画なら「名探偵コナン」にはそういった作品がちらほらありますし、「金田一少年の事件簿」はそればっかりなイメージですね(笑)
そして邦画は良くも悪くも有名な「インシテミル」などがある一方で洋画はさっぱりな印象。本作はそんなアメリカでは何故か不人気なジャンルをシンプルに仕上げた貴重な作品です。
若干グロテスクなシーンがあるので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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今観るとやっぱりCGがキツイですね。
JDが液体窒素ぶっかけられバラバラになるシーンは2004年とはいえクオリティーが低すぎませんか?
それからボートが爆破したとき全員が吹っ飛ぶ姿も何だかコメディ映画みたいで滑稽でした(笑)

ニコールはタバコを吸って体がエライことになりましたが、あれだけの強力な酸を仕込むことって可能なんですかね(笑)あれじゃあただのホラーですよ。それにしてもあんなのちょっと考えれば罠だってわかるでしょうに。ニコチン中毒って恐ろしいね。

僕が一番好きなシーンは水中で先に息が切れたほうが撃たれるという駆け引きです。あそこはかなりカッコいいね!犯人は男でありしかも後から潜ったのに彼が先に浮かび上がったのは、息が続かなかったというよりボートの爆破で右肩を負傷していたからでしょう。あの体勢はかなりきついと思います。ただよくよく考えたらサラってゴーグルもなしに水の中の銃を発見しているんですよね……(笑)

ロケーションが無人島なのにほとんど屋内での映像だったのが残念ですね。もう少し外での行動があってもよかったのでは?

プロファイラーがプロファイルされてしまう展開がすごく好きでおまけに犯人を絞り込む罠も「時間にこだわる」というプロファイリングが決定打になるっていうのはかなり熱い展開です。

何でも一番最初に死んだJD役のクリスチャン・スレーターが一番大物だそうです。この辺はうまく裏をかいているんですね。調べたらブロークン・アローの主人公の役者だそうで、そりゃ確かにこの中じゃダントツでビッグネームですなあ。

この手のジャンルの映画ってたいてい真犯人は死んだふりをして一時的に離脱するんですよね、死なない程度に襲われていたらもっと怪しい。本作もやっぱりそうでしたがこのベタベタな感じがたまりません!

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