ゼロ・グラビティ ネタバレナシとネタバレアリ感想

映画館で観ればよかった

ネタバレなし

あらすじ


地表から600m離れた宇宙でライアンとマットは作業をしていた。ところがあるトラブルにより2人は宇宙空間に放り出されてしまうのであった。


映画はもうここ何年も家で観ているんですが、本作だけは映画館で観れば良かったなと後悔しています……テレビの小さな画面で観てしまった僕がこんなことを言うのもなんですが、本当に映像美が素晴らしいです。無重力をテーマにした作品ってこれくらいじゃないでしょうか。
SF映画なので小難しい単語は多いですが、ストーリーは良い意味で単純だし知識がない人にもオススメです。

第86回アカデミー賞の最多部門受賞も納得の出来です。

ネタバレあり

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この邦題に文句を言っている人がたくさんいますが、本作は初めと最後にちゃんと「GRAVITY」と出るので特に僕としては不満はないですね。

絶対にこういう死に方はしたくないなあっていうのが僕の中では色々あるんですが、その中でも宇宙空間で孤独に死ぬのだけは絶対にごめんですね。マットがどんどん小さくなるのを観ると胸が苦しくなります。途中、彼が再び現れるシーンはびっくりしましたが、流石に宇宙に疎い僕ですらあれは幻覚だって気づきましたよ(笑)

最後ライアンが乗り込んだ神舟は中国語満載でしたが本当にこんな風になっているんでしょうかね。ラケットがありましたが卓球はあそこでしませんよね、もちろんジョークなんでしょうけど。

「神様のいうとおり」と言って神舟のボタンを押したあと七福神の一柱である布袋(多分)がアップになるのがいいですね。きっと彼女を助けてくれたんでしょう。
そういえばロシアの船でもおじさんと肩の上に乗る小さな子のカードのようなものが画面いっぱいに映っていました。すいません、これが何なのかはわかりませんでしたが、おそらくこれも宗教がらみでしょう。

その道のプロからすればツッコミどころがやはり色々あるようです。一つ気になったのがライアンがオムツを履いていないこと。これに関しては本作の魅力を損なうことなく変更できたのではないかと思います。

ライアンの涙が無重力で浮かぶシーンがすごく綺麗でした。

ライアンが宇宙船でプカプカ浮かんでいるシーンはまるで胎児みたいでしたね。そうやって考えると最初のマットとのロープはへその緒にも見えますし、最後の水中から浮かび上がるなのは羊水からの脱出なのかな。探せばもう少しありそうですがこの作品は出産を暗に意味しているのかもしれません。

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