サウンド・オブ・サイレンス ネタバレナシとネタバレアリ感想

母は強し、父も強し

ネタバレなし

あらすじ


精神科医ネイサンはある日娘を誘拐されてしまう。誘拐犯の要求は精神分裂症の患者エリザベスからある情報を聞き出すことであった。


普通の作品ですね、目新しさもなければ際立って悪いところもありません。
観終ったあと調べたんですが、エリザベス役のブリタニー・マーフィは32歳で、ジェシー役のスカイ・マッコール・バートシアクは21歳の若さで亡くなっているんですね。本作で若かった役者が二人とももうこの世にいないなんて悲しいです。

ネタバレあり

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邦題の意味がよくわかりませんでした。沈黙の音……?サイモン&ガーファンクルの同タイトルの曲と関係あるんでしょうか。

ジェシーの面倒を看ていた誘拐犯の首に「徳」の刺青が彫ってあったのが滑稽でしたね(笑)いやでもこんな刺青をしているくらいだから実はいい奴で、リマ症候群(誘拐犯が被害者に親近感を覚える、ストックホルム症候群とは逆の症状)に陥って助けてくれるかも!なんて考えましたが結局最後はワルでした。

娘が機転を利かせて母に自分の居場所を知らせる行動を取りました。一見賢いように見えましたが、あれが失敗したから母は殺されそうになったんですよね。そう考えたらやはり結果オーライとはいえ、向こう見ずな行動と言わざるをえないなあ。
まあ誘拐犯が母を殺そうとする必要もないと思うんですがね、しっかり監視していればいいだけでしょ。

コスターはあれだけ用意周到なのに駅で人を殺して捕まるなんてかなりアホですね。頭に血が昇ると滅茶苦茶になる性格なんでしょうか。そもそもあの赤い宝石にそこまでの価値があるんでしょうかね?

どうせ誘拐するならアギーもさらったほうが良かった気がします。ずっと監視しなくてすみますし。

コスターは宝石が墓にあると知っていたんなら最初からネイサンに教えるべきですよね、もったいぶる必要がないでしょう。

犯人たちはネイサンの上に住むお婆さんの部屋を乗っ取ってアジトにしていました。乗っ取った直後、仲間の1人が「ディナーは終わり」と言ってテーブルクロスをひいて皿を床に落としまくるんですがリスキーにも程がありますね。その下にターゲットがいるのに……お婆さんとネイサン一家が仲良かったらどうするつもりだったのやら。

エリザベスは「父の棺は番号があったからわかった」と言っていますが、そもそもその番号はどこで知ったんでしょう?あんな小さな子が調べる術はないような……
それから彼女の幼少期はそばかすだらけなのに現在では肌がめっちゃ綺麗なのはどうかと(笑)

それにしても医者のくせに犯罪者と戦えるネイサンはかなり強いですね。アギーも足骨折してるのに大したもんですなあ。

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