サスペンスとは言い難い
ネタバレなし
あらすじ
母親が浮気相手と会っている最中、息子と夫が向かったサッカー観戦のスタジアムで爆発が起きたというニュースが飛び込んでくる。
普段観るのはアメリカの映画ばっかりですがイギリスの作品もかなり好きです。よく舞台になるのは首都ロンドンですが、アメリカより貧しく治安も悪いあの雰囲気がいいですね。
宣伝ではサスペンス映画扱いですが、どちらかと言えばヒューマンドラマでしょう。
それから濡れ場があるので苦手な人は注意。
ネタバレあり
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これはやはり母親の堕落と再生を描いているのでしょうね、結局最後まで母と子の名前だけはわからなかったので。ただそのこだわりを見せるためか日本語字幕では子どもを「坊や」と呼びかける奇妙な事態に(笑)「あの子」とかじゃダメだったんですかね。
話を戻しますが、そういった母親を描写するのに1000人もの被害者を出したメーデー事件を背景にするべきだったんでしょうかね、相性が悪いのではないかと。ただこれが交通事故とか殺人事件だったりすると他と差別化できないのかな。
調べたら原作は「あなたを奪った息子へ」というクリス・クリーヴの小説でウサーマ・ビン・ラーディンに当てた手紙という斬新でかなり危なっかしい設定らしいです。一応本作にもその手紙要素はあるんですけど正直なくてもいいんじゃないかという印象。
原題のIncendiaryは焼夷弾と扇動者のダブルミーニングかな、なかなかいいですね。邦題のブローンアパートに関しては何でこんなタイトルにしたのかよくわかりませんでした。しかし一応ドイツ語の題もBlown Apartなので日本の配給会社が適当につけたわけではないでしょう。
宗教:アーセナルで笑いました。
ただ好きな番組のトップ・ギアは初耳。調べたら随分過激な番組みたいで……というかこっちでもBSフジやhuluで観れるらしくおまけに日本のファンも結構いるようでビックリ!少し興味が湧きました。
あのテロリストの息子があんなにすんなり打ち解けるとは思えないんですよね、歳が離れすぎてるじゃないですか。彼は彼女をどういった目線で見ていたんでしょう。
予告編では衝撃の真実だなんて煽っていましたがひょっとしてテレンスがテロの情報を隠していたことですかね。別にあーそうだったんだくらいにしか普通思わないでしょう。
本作は結構酷評されてますね……まあ主人公の性格に難ありなので仕方ないかな。
息子と妄想の生活に浸っているシーンなんかは結構胸に来たんですけどね。
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