玄人向けホラー映画
ネタバレなし
あらすじ
デイナ、ジュールズ、カート、ホールデン、マーティの5人はバカンスを楽しむため小屋へ向かうが……
本作はホラー映画をたくさん観た人にだけオススメできる作品。
ただ正直ホラーか?と聞かれたらかなり疑問ですね。この手のジャンルが苦手な僕ですら全く怖くなかったので(笑)
吹き替えキャストに今は亡き桜塚やっくんがいますが、どちらかと言えば上手い部類だと思うので安心して観てください。
それからヌードシーンがあるので苦手な人は注意。
ネタバレあり
予告編のネタバレが台無しにしているという意見がちらほらあるようです。僕も極力ネタバレは避けるべきだと思いますが、本作から「監視者が糸を引いている」という内容を取ったあらすじなんて没個性にもほどがあります。現に僕が書いたあらすじを見てください(笑)大した宣伝にもならないでしょう。
そもそも開始20分頃に種明かしがあるので本作の予告はそれほど非難されるようなものでもないと思うんですがね。
ホラー版「トゥルーマン・ショー」といえる映画でしょう。黒人のスタッフの名が確かトゥルーマンでしたし。
あと本作のタイトルの出し方は「ファニー・ゲーム」にそっくりですね。
施設ではたくさんの怪物がいましたが、あれも全部何かのオマージュなんでしょうか。衝撃的だったのはユニコーンが人を殺していたこと。そんなホラー映画があったらぜひ観てみたいですね(笑)
おそらく影響は受けていないと思いますが、登場人物の行動によって出てくる化け物が変わるのは「かまいたちの夜」っぽいなと思いました。あのゲームの実写映画もこんな感じだったら面白かったのに。
モンスターが逃げ出したときの安全対策がガバガバだったり、モンスターが非常に強い割にデイナを襲った狼(?)は拳銃一つで追い払えたりとツッコミどころはそこそこありますが、まあ半分コメディみたいなもんなので許されるでしょう。
バイクに乗ったカートが見えない壁にぶつかったシーンはかなり面白かったです(笑)
唯一ビックリしたのはホールデンが死んだ場面ですかね。だってカートが死んでから二分も経たずに殺されしまいましたから。
それにしてもどんくりころころを歌って幽霊をカエルにするっていうのはかなりぶっ飛んでますね(笑)海外の人じゃなきゃこんなこと思いつかないだろうなあ。
巨大な邪悪の神の正体は……言うまでもないでしょう。ホラー映画作るのも楽じゃないですな。
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