スペル ネタバレナシとネタバレアリ感想

老婆に呪いをかけられて……

ネタバレなし

あらすじ


銀行で働くクリスティンは老婆ガーナッシュと住宅ローンの支払いをを巡ってトラブルを起こしてしまう。その結果、彼女は老婆に三日後に地獄へ落ちる呪いをかけられてしまうのであった。


サム・ライミ監督のヒット作と言えばおそらく「スパイダーマン」でしょうが、実は彼のデビュー作はカルト的な人気を誇るホラー映画「死霊のはらわた」なんですよね。本作はそんな彼が作った久々のホラー映画。
ブレイクしても初心を忘れない監督の姿勢は素晴らしい!まあ、僕はホラー苦手なんですけど。

この映画はグロテスク……というより汚い描写が非常に多いです。実際少し食欲が失せました(笑)ダイエットにはいいのかもしれません。
ホラー映画なので当然ですがビックリするシーンがあるので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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原題は「Drag Me to Hell」。私を地獄に落とせって意味かな?邦題よりこっちのほうがしっくりきますね。

後味が悪いのはクリスティンは何も悪くないからなんですよね、あのババアが本当にムカつきましたよ。ただの逆恨みじゃないですか。
と思いきや彼女の自業自得だという声もチラホラあるようで……猫を殺したからかな?愛猫家は絶対に敵に回してはいけませんね。彼らはラミア並に厄介ですから。
よくお年寄りには優しくしましょうなんて言いますが、それは優しい老人に対してだけで十分でしょう、あんな机に入れ歯を置くような非常識なババアに情けは要りません!
銀行員って高給取りですが大変な仕事ですなあ、いつもお疲れ様です。

こんなツッコミをするのは野暮ですが、あのババアはあんなに強いのならばローンを返済できるくらい高額な報酬の危険な仕事にありつけると思うんですよね(笑)

ラミアって本作はヤギでしたが、ギリシャ神話では半分人間で半分ヘビの妖怪ですよね。三日被害者を悩まし、その後魂を奪いに来るという設定も聞いたことがありません。監督が作ったオリジナルの悪魔なのかな。

予告を観たらクリスティンがクレイの母に対し言うセリフがピー音になっているじゃないですか。本作をまだ観ていない人にとってはこれがスペルみたいに見えますね。「うるさい!構うな!」みたいな何てことないセリフだったと思います。こういうのは感心しませんね。

クリスティンが歯がないババアに噛まれるシーンが一番きつかったなあ。
ババアを熱演したローナ・レイヴァー、画像をググってみたらそこそこ綺麗なおばあちゃんが出てきて何だか癒されました(笑)

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