ここで終われば文句なしの名作
ネタバレあり
いやー、良いドラマでした。一つの区切りがついたと言えるんじゃないでしょうか。第一部完やブロディ編終了とも言えますね。ここで終わらせれば文句なしの名作として後世に語り継がれるかもしれませんが、利益が出るまで絞り取られるのが海外ドラマの宿命です。
テロリストの妻、ジェシカ
初めて彼女が可哀想に見えました。大変だったでしょうね。 でもブロディのことを完全にテロリストだと思い込んでいたのはガッカリ。あんな映像を見せられたら信じちゃうのも仕方ないかな。 そもそもブロディが死んだのは家族は知っているんでしょうか?最終話くらい家族は出てきてほしかったなあ。
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テロリストの娘、デイナ
自殺を図ってしまった彼女。まあ無理もないのかな。デイナの母の「本気で死のうとしていない」という発言には心底イライラ。あれが引き金でまた同じことを繰り返してしまうんじゃないかとヒヤヒヤしていました。 ただ不良との家出は物語に必要だったんでしょうかね。
テロリストの息子、クリス
ブロディが旅立つ前、デイナに会いに行きましたが、クリスのことはほったからし。本当に可哀想。このドラマってクリスの扱いが雑すぎます。もう少し掘り下げるべきだったのでは? 姉に比べて弱い所を全く見せなかったし強すぎますよ、彼。
疑ってすまんな、ソール
前回の感想で毛利小五郎ばりの迷推理を披露してしまった僕ですが、呆気なく撃沈しました(笑)ただジャバディが言うには犯人は弁護士のベネットらしいけどあいつの言うことは当てにならないからなあ。 1つだけ言い訳させてください。海外ドラマって役者の離脱や話数の削減のせいで予定とは違った結末になることがあります。そういう不測の事態のためにソールが犯人でも辻褄が合うようなストーリー設計だった可能性も…… やめよう、これ以上は見苦しいだけだ(笑)
なぜまだいるんだ、クイン
彼はデヴィッドがブロディを殺すために送った人間なので彼亡き今はいる意味がないでしょう。現にシーズン3では印象的なエピソードがほぼなく、キャリーやソールにくっつく金魚の糞状態。彼がいなくなるとその甘いルックスにつられた女性ファンが減るから続投しているんでようか(笑)
テロリストが愛した女、キャリー
ブロディの子を宿した彼女。一応出産するみたいですが母親としての彼女はちょっと想像つきませんね。ブロディの最期を看取りましたが、元躁鬱病だけあって感情の起伏が激しい彼女がフェンスによじ登る程度の行動で済んだのが意外。 シーズン4からはイスタンブール編が始まるんでしょうか?楽しみなような不安なような……
名もなき星、ブロディ
シーズン3の9話が大好きです。このドラマってどんどん沼にハマっていくように暗くなっていくドラマですが、この話だけは希望に満ち溢れているんですよね、まるで一本の映画のよう。 海外ドラマ史上最も残酷な最期を迎えたのは彼じゃないでしょうか?主要人物が処刑されるなんて聞いたことないです。自分のことを恨む人間に囲まれて死んだんですから。あそこにキャリーがいたことが唯一の救いですね。
最終話のタイトル「名もなき星」ってすごくステキですよね。
「名もなき星」は実は僕たちが知らないだけで現実にもたくさんあるのかもしれませんね。
彼らがどこかの夜空で光り輝いていることを願います。
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