吸血鬼VS狼男
ネタバレなし
あらすじ
吸血鬼とライカンの戦いが1000年も続いている世界で吸血鬼の女セリーンは、ライカンが人間の医師マイケルを追いかけていることを知る。彼女は彼に近づこうとするが……
主演はケイト・ベッキンセール。彼女より黒いレザースーツが似合う女優を僕は知りません。
ちなみに本作が縁で彼女は監督のレン・ワイズマンと結婚したようです。おめでとう!
プリズン・ブレイクのマイケル役でお馴染みのウェントワース・ミラーが眼鏡をかけた天パーの姿で出ます。出番こそ少ないですが坊主とは違ったカッコよさがあるのでファンのかたは是非。
ネタバレあり
何だかよくわからないまま話が進み、気づいたら終わっていました。まあ明らかに2作目のエボリューションに続く終わり方でしたし3作目のビギンズに至っては1の前日譚ですからね。この3つを観て初めてちゃんと理解できるのかも。
ライカンって聞き慣れない言葉ですよね。おそらくライカンスロープ(狼の意味を持つリュコスと人間の男を意味するアントロポスを合わせたもの)から取ってるのかな。
吸血鬼と狼男ってよく対立していますが、実際はそんな伝説はないみたいですね。うーん、誰が最初に考えたんでしょうね。
それから吸血鬼と言えば、ニンニクと十字架が弱点ですが本作はそういったアイテムはでてきませんでした。まあ十字架はともかくニンニクが弱点なんてダサすぎますからね(笑)外して正解でしょう。
そして本作では吸血鬼は鏡に映るんですよね。昔は鏡は人の魂を映すものと考えられていたため、吸血鬼は鏡に映らないという設定が一般的なんですけど。
吸血鬼である必要ないじゃん!と突っ込んでる人がちらほらいますがまさにその通りだと思います(笑)
でも実は僕はあまり得意とは言えないホラー映画の中でも特に苦手なのが吸血鬼モノなんですよ。血を吸うっていうのが生理的に無理。そのせいでデイブレイカーっていう映画も途中で観るのを辞めてしまいました。でも本作は吸血鬼側が吸血そっちのけのドンパチばっかりで助かりましたよ(笑)
レイズ役のケビン・グレヴィオーは本作の原案者であり、アメコミ作家としても活躍しているようです。漫画家兼俳優ってかなり特殊ですなあ。
アクションがマトリックスっぽいという意見が多いようです。まあ言われてみればそうですね。
ただセリーンがクルクル回りながら自分の足元の床を撃ち抜くシーンは正直カッコ悪いと思います。