キャスト・アウェイ ネタバレナシとネタバレアリ感想

無人島に流されて……

ネタバレなし

あらすじ


フェデックスの社員チャックが乗っていた貨物機が墜落する。彼は絶海の孤島に流れ着いたが……


無人島が舞台の映画と言ったら間違いなくコレ。島で音楽が一切使われてないところが良いですね。おかげで没入感がある映像に仕上がっています。
少し疑問なのが墜落したのがフェデックスの貨物機だということ。ロゴもばっちり使っているので当然フェデックスの許可も取っているはずですが自社の荷物が無人島に漂流する話なんてマイナスにしかならないと思うんですよ。それともそんなものを上回るほどの宣伝力があると考えたんでしょうか……まあ日本の企業ならこういうことはしないでしょうね。

ネタバレあり

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唐突に4年後になりチャックがすっかり原始人みたいに馴染んでしまっているシーンは正直笑ってしまいました。トム・ハンクスは22kgも減量したみたいですからね、大したもんですよ。

残念な点は無人島に漂流する前の日常と帰還したあとの話が冗長に感じたこと。むしろそこがメインなのかもしれませんが、僕としてはこの映画の肝はサバイバル生活だと思うのでそういった部分をもう少し長く観たかったかなあ。

1人でいることが長く続くと独り言が多くなるんですよね、よくわかります(笑)ウィルソンみたいな話し相手を作るのは当然の結果でしょう。それ故にウィルソンとの別れは辛かったなあ。
今更ですがウィルソンってあのスポーツメーカーから取ってるんですね。僕はテニスラケットのイメージしかないんですが、バレーボールも取り扱っていたとは……
僕も寂しい気分になったらボールに顔書いて名前でもつけようかな(笑)

本作で一番活躍したアイテムはスケート靴かな。果物を切り、カニを捕まえた木の道具を作り、おまけに荒療治とはいえ歯の治療までできました。ついでに小さいですが鏡にもなります。
「無人島に1つ持っていくとしたら?」という定番の質問がありますがよくサバイバルナイフが上位にランクインしますね。僕もそれがベストだと考えます。ライターも人気のアイテムですが、本作では鋭利な木材の棒のみで発火に成功しているので刃物さえあれば必要ないでしょう。
しかし現実的に考えてチャックのように無人島に漂流するのはほとんどが想定外の事態だと思います。つまり無人島に持っていきたいものは常日頃から持ち歩かなければいけません。そうなるとサバイバルナイフは厳しいですね。いつか来るかもしれない無人島生活に備えたつもりが職務質問を食らって警察のお世話になったら洒落になりません。
チャックのケースのように便利なアイテムが流れつかない限り無人島での生存は困難を極めるでしょう。

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