龍が如く0がなかなかの良作

原点回帰したぞ!

龍が如く2まではまるでVシネマをプレイしているような感覚だったけれど3以降はそういった要素が薄れてきました。これは主人公である桐生が2あたりで頂点に上り詰めてしまったが故に敵の強さに説得力がなくなってしまったからだと思うんです。一時的とはいえ東城会のトップを務めた男ですからね、ぽっと出のキャラなんかには負けませんよ。
しかし0は桐生が20歳のころの話なのでやっぱり絶望感が違いますね。極道モノが好きな人にはたまらない作品でしょう。特に1のファンなら錦とのやり取りに切なくなる人も多いのではないでしょうか、僕もその一人です。

2人の主人公×3つのスタイル

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本作では桐生と真島を操作することができます。そしてそれぞれ3つの戦闘スタイルを持っています。
桐生のオススメは「壊し屋」。もうそのへんの椅子とか机一つあれば圧倒的なパワーでたくさんの敵を蹴散らします。「ラッシュ」は明らかに1VS1のボス戦のために作られたっぽいけどそんなに強くないのが残念ですなあ。「ヤクザ」は何というかいつもの桐生です。癖もないけど使ってて面白味もないスタイル。
真島のオススメは「ダンサー」。□□□□△(うろ覚え)がもう滅茶苦茶強くてこればっかり使ってました。それにしてもダンスで攻撃なんていかにも真島らしいね(笑)「スラッガー」はバットで戦っているくせにそんなに攻撃力が高くないのが謎。それでもヌンチャクみたいにバットをぶん回す技はそこそこ愛用していました。「喧嘩師」は特に印象がないです(笑)

新しいミニゲーム

いくつか新しいミニゲームが追加されました。
まずはポケットサーキット。ミニ四駆みたいなゲームです。最初のうちは自分でパーツの組み合わせを考えて楽しんでいたんですがそこそこ難易度が高かったので後半は攻略サイト頼りでしたね。それにしても子供向けの娯楽のくせにパーツの値段が一千万円を優に超える玩具って……(笑)
次はディスコ。ただのリズムゲームとは一味違ってすごく面白かったです。調子に乗ってステップを踏みまくっていたらコンボがよく途切れましたね。ディスコはバブル時代の娯楽ですから次回作では間違いなく削られるのが悔やまれます。
最後はキャットファイト。「あけぼのにゃんにゃん」のトロフィーはかなり面倒なようですね、僕は2、3回やってうんざりしました。ただじゃんけんするゲームなんて苦痛にも程があります。
そういえば本作はゴルフがありませんでしたね。好きなミニゲームというわけではありませんがどうしてなかったのか疑問です。

思わぬ落とし穴

このシリーズは基本的に取り返しのつかない要素はないんですけれど実は思わぬ落とし穴が……
本作はバブル時代だけあって何をするにも金が非常に重要です。効率的な金稼ぎはカツアゲ君に一度敢えて負けた後にリベンジして金を回収する方法がベスト。「ありがとうカツアゲ君」というCPと交換できる便利なオプションがあるのは桐生のみなので彼で倒したほうが楽。
しかしカツアゲ君を効率よく見つけることができるエンカウントファインダーというアイテムがあるんですがこれが問題なんです。真島編ではすんなりと入手できるのですが、桐生編では少し面倒。サブストーリー23の「ミラクルinマハラジャ」の報酬となっていますが、2つの箱から選ぶようになっています。黒い箱には念願のエンカウントファインダーが入っていますが、白い箱はツアーTシャツという全くいらないアイテムが入っているんです。ここで白い箱を選ぶとエンカウントファインダーは桐生編では二度と手に入りません。桐生と真島は金の受け渡しこそできますが装備品の交換は不可能なんですよ。引き継いでもう1周やれば入手は可能ですがそれにはかなりの時間がかかるでしょう。
僕はこのミスのせいで本作をやりこむ気力がかなり失せました。

未だトロコンならず……

難易度LEGENDのカーチェイスはそこまで大変じゃなかったかな。むしろ終章の船のステージの銃が異様に強くて投げちゃってる状態です。引き継ぎさせてほしかったなあ。
アウトランが苦手でしたね。何十回やっても五百万点いきませんでした……
本作は究極闘技がかなり難しいと言われてますよね。試練闘技の其の八はなかなかユニークで楽しいんですが、僕の腕前じゃクリアできません(笑)カジキ砲を上手く使うのがコツなんでしょうか。
トロコンはできませんでしたがかなり楽しめましたよ。0と1の間の話を描いたゲームがあったらぜひやりたいです。

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