マスク ネタバレナシとネタバレアリ感想

テックス・アヴェリーっぽい

ネタバレなし

あらすじ


冴えない銀行員スタンリーはある日、古代の不思議な仮面を見つける。それを身に着けると超人的な力を持つ緑色の化け物マスクに変身してしまった。彼は欲望のまま行動するが……


キャメロン・ディアスは当時無名だったのにいきなり本作のヒロインに抜擢され、おまけにそれが大ヒットしてしまうなんて……幸運な人ですなあ。彼女はこの時が一番可愛いと思います。
VFXを駆使した映像と実写が上手くかみ合っているオススメの映画です。

ネタバレあり

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ジム・キャリーの顔芸がすごいですね。顔で笑わせることができるハリウッド俳優なんて彼くらいじゃないですか。

本作の名場面と言えばルンバを踊るところでしょう。街行く人も楽しくなっちゃって踊っちゃうみたいな展開がすごく好きです。下手なミュージカル映画よりよっぽど明るい気持ちになりました。
クラブのステージの上でダンスするシーンは滅茶苦茶カッコいいですね!Royal Crown AvenueのHey Pachuco!は本作で有名になったのかな?

それにしてもマイロは優秀すぎますね。世界一賢い犬もジャック・ラッセル・テリアのジェシーという犬だそうなので元々頭の良い犬種なのかもしれません。

ドルーピーやダフィー・ダックの生みの親としてお馴染みであるテックス・アヴェリーの影響を受けていると思います。よく知らない人はトムとジェリーの三本立ての真ん中の話の作者と言えばピンとくるかな。マスクは彼のアニメから飛び出してきたようなキャラだと思いませんか?
かなりわかりやすいオマージュが一つあります。
スタンリーが冒頭で観ていたビデオは彼が手掛けた「Red Hot Rising Hood」でした。この作品にはテーブルに座っている狼が踊り子に惚れてしまい、目玉が飛び出す場面があります。これはココ・ボンゴでマスクが歌っているティナにメロメロになったシーンにそっくりですね。

本作をもとにしたマスク・アニメーションというテレビアニメがあったみたいです。ただ残念なことにティナは出てこないんですよ、ヒロインはなんとペギー……裏切り者が相手役だなんて信じられません!
英語版は原作に出ている役者たちが吹き替えているわけではありませんが、日本語版ではスタンリーだけ映画と同様に山寺宏一が演じているのが幸いですね。コメディで彼の右に出る声優はいないでしょう。
ただ昔の作品だけあってVHSしかないようです。カートゥンネットワークあたりで再放送してくれないかな。

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