それぞれの大晦日
ネタバレなし
あらすじ
大晦日、年越しイベントを仕切る副会長、年頭の誓いを叶えたい女、別れた男女、出産を控えた夫婦、NYへ急ぐ男、エレベーターに閉じ込められた男女、夜遊びをしたい娘と反対する母、末期癌患者の8つの物語が繰り広げられる。
日本の大晦日といえば家族で過ごすものですが、アメリカはむしろ恋人や友人と楽しむものなんですよね。新年になった瞬間に近くにいる大切な人とキスをするという風潮があるくらいですから。
本作の舞台であるニューヨークのタイムズスクエアはアメリカの中でも特に盛り上がるそうです。
豪華キャストでおくるハッピーな雰囲気に包まれた大晦日の映画……ぜひ明るい気持ちになりたいときに観ましょう。
ネタバレあり
出産の話だけ妙に浮いている気がします。本作はそれぞれの物語が交錯しますがこの話だけ孤立してるなあ、なんて思っていたら最後とってつけたようにクレアが赤ちゃんを見に行きましたけどあの中にバーン夫妻の子もライバル夫婦の子もおそらくいないので繋がりとしては弱すぎます。そもそも父を失って悲しみに暮れている人に他人の赤ちゃんを見せるって無神経にも程があると思うんですがね。
出産の話はクレアの物語をハッピーエンドにするためだけに作られた印象です。
新年に初めて生まれた子供には病院から2万5000ドルもの大金が与えられるっていう設定でしたが本当にこういうケースはあるんですかね?命に値段をつけているみたいで嫌だなあ。
サムの相手のミスリードはなかなかうまかったですね。最初はクレアではないかとみんな疑ったでしょう。クレアとサムが時計の前ですれ違ったときは思わず眉をしかめました。その後、エイミーがドレス姿になった時点で「ああ、一本取られた」と感心していたらそれもハズレ。「他に誰かいたっけ?ひょっとしてイングリッドか?」なんて思っていたらまさかのキム登場。
サラ・ジェシカ・パーカーがブスだというわけではありませんが、本作の女性陣は美人揃いですからね、彼女は下から数えたほうが早いのは否めません。おまけにジョシュ・デュアメルはかなりのイケメンですし、彼女のほうが明らかに年上ですし。
性格に惚れたみたいに言っていましたが、キムはやたらと過保護で良い人というイメージがなかったですからね。
ツッコミどころは多いですが、まあまあ好きです。やっぱり120分にたくさんの物語が詰まっているので退屈しなかったからかな。