幸運を運ぶ男と不幸な女の恋
ネタバレなし
あらすじ
歯科医のチャーリーは幼少期に呪いをかけられていた。それは「彼と一晩付き合った女性はすぐに運命の人と巡り合える」というものであった。なかなか幸せになれない彼は元カノの結婚式に同席していたキャムに惚れてしまうが……
僕はタイトルから察するに女性向けの話だと思っていました。だってアゲメンなんて言葉女性しか使わないでしょ(笑)でも本作はどう見ても男性向けの下品なコメディです。
濡れ場があるので苦手な人は注意。
ネタバレあり
いやー、ゲラゲラ笑わせてくれました。チャーリーがエレノアにアプローチする場面がお気に入りです。
原題は「Good Luck Chuck」。チャーリーの愛称とズボンのチャックをかけているんでしょう。なかなかセンスがありますね。
大抵の男はこんな呪いがあったら悪用するに違いありません。受付の巨漢のおばさんを幸せにするために体を捧げるなんて普通じゃできませんよ(笑)
チャーリーがピュアで良い奴だからこそこの映画は輝くのでしょう。
一つ納得がいかないことがあります。スチュはチャーリーとキャムが行為に及ぶ前にわざわざ電話してチャーリーのジンクスは事実だと教えましたよね。このことから彼は非常に友達思いであると言えますし、彼はチャーリーにとってキャムが大事な女性だということを理解しているわけです。
だからその後エレノアとデートをしたという嘘をついてチャーリーを裏切るのは何だかおかしいなあと感じます。正直にエレノアとデートしたくないと言えばいいんですから。
まあコメディ映画なんで深く考える必要はないでしょうがこの辺の心理描写がイマイチですね。
それからエンドロールでチャーリーとペンギンのぬいぐるみがイチャイチャしているのを見てキャムが喜ぶシーンは完全に蛇足。動物園の飼育員になるくらいペンギンを愛している人間はああいうプレイを本気で毛嫌いしていると思います。最後の最後で彼女の印象が悪くなってしまいました。
スチュが「君が僕を完全にする」と茶化していましたがひょっとしてザ・エージェントの主人公のセリフかな。あれはなかなかキザなセリフですよね(笑)
それにしてもゴスロリファッションに身を包んだアニーシャがあんなに綺麗になっていたなんてビックリ。
余談ですが、主人公はチャールズ・ローガンだったけれど、これって24の登場人物の名前と一緒ですよね。24ファンとしては妙に引っかかりました(笑)