PS2で一番好きな作品
8月更新のPS PLUSではオリジナル・サウンドトラックが聴けるという珍しい物が配信されました。ゲーム内のムービーや設定資料集も曲と共にスライドショーみたいな感じで流れるなかなか優れたものです。このサントラのおかげで何だか懐かしい気持ちになったので色々書きたいと思います。
そういえばPS2版とHD版じゃ音楽が違うんですね。HD版は原曲を壮大にアレンジしていますがこれはこれで好み。
楽曲について
楽曲に関しては「Otherworld」はかなり衝撃的。まさかこんなメタルをぶっこんでくるとは思いもしませんでした。本作はPS2で最初のFFなんですが、これが次世代ハードのゲーム音楽なのかと震えたもんです。
一番好きなのは「いつか終わる夢」。これはもうタイトルも秀逸。ザナルガンドに突入したときに流れるんですが、フィールドだけではなく戦闘に入っても音楽が変わらないという演出が最高。
ガガゼトのシーモア
苦戦したボスといえば三回目のシーモアですかね。これは何回やっても倒せませんでした。それでどうやってこの難所を乗り越えたかというと実はちょうど父親もプレイしていたんですよ。このとき父親はガガゼト山よりちょっと前まで進めていたので当然僕のほうが一歩リードしている……はずなんですが、僕のアーロンの通常攻撃が約2000なのに対し、父親のは約4000も出たんですよ(笑)ストーリーはともかくスフィア盤は僕のほうがかなり遅れをとっていたわけです。父親は僕と違ってフィールドをかなり神経質に探索するのでやたらとエンカウントするんですよね。当時はただのRPGなのにこうも遊び方に差が出るのかと感心しました。
結局僕は父親のセーブデータをコピーしてそこから始めるというゲーマーからすればありえない方法で解決しました(笑)今だったら絶対こんなことはしないでしょう。
余談ですが最近になってシーモアとシパーフ使いの声優が一緒と聞いてかなり驚きました。
ブリッツボール
FF史上最も完成されたミニゲームと言っても過言ではないでしょう。ストーリーを放り出してこれに熱中した人もたくさんいたはず。ビサイド・オーラカがどんどん各チームのオールスターが集結したごった煮の最強集団になったかと思えば、過去に首にした選手が滅茶苦茶強くなった敵として立ちはだかったりと胸が熱くなることが多かったですね。
ストーリー上のルカ・ゴワーズ戦は結局勝てないままだったかな。それにしてもあいつら滅茶苦茶腹立ったなあ(笑)
スタメン
本作から戦闘は控えのキャラと交代できるようになったんですが、それでもやはりキャラを満遍なく使うのも面倒でした。
僕は最終的なスタメンはユウナ、アーロン、ティーダでした。
まずティーダは主人公だから絶対使いたいですし、ユウナは召喚獣が使えるので他のキャラとは一線を画しています、それからアーロンはやはり圧倒的な火力を持っていて頼もしい……こんな感じの理由で決めました。
でも調合を使えるリュックもかなり人気みたいですね。僕は戦闘でアイテムを使うのはできるだけ避けたいタイプなので彼女は使いませんでした。
まあ徹底的にやりこむ人からすれば召喚獣なんかは必要ないんでしょうが。
キマリは最も使えないのか?
ネットの意見を見て一番驚いたのはキマリが最も使えないキャラという扱いを受けていることです。僕のキマリは別にそんなことはなかった……ガガゼト山での対決だって苦労しなかったですし。確かにスフィア盤の初期位置が真ん中な時点で誰かの劣化版にはなりがちなのは否めません(ちなみに僕はアーロンのルートを進ませました)。
でもね、もっと使えない奴がいるでしょう。そう、ルールーです。
確かにルールーしか黒魔法が使えないときなら彼女は欠かせないでしょう。でもユウナが自分のルートを進み切ったらほとんどの人はその魔力やMPを活かすため次はルールーのルートを選択するでしょう。こうなった時点で彼女はお払い箱。ユウナの下位互換になり下がります。
オーバードライブのテンプテーションも使い勝手が悪すぎます。僕が必死でスティックをグリグリしているのに碌に感知してくれないんです、ムカつきますよ!
致命的な点は通常攻撃が遅くてイライラすること。ユウナなんか杖でサクッと99999を叩きだすのに……
ルールーが責められないのはルックスによる部分が大きいと思います。キマリが醜い獣でなかったら評価は違った気がしますね。
何だかんだPS2で一番好きな作品かもしれません。純愛を描いた数少ないゲームでしょう。「世界一ピュアなキス」というキャッチコピーは伊達じゃないですね。