シリーズの転換点
前作と比べ全体的に雰囲気がガラッと変わったのが特徴的。続編もP3寄りの作品なのでまさにシリーズの転換点といえる一作でしょう。
本作をプレイして衝撃的だったのBGMの多くがボーカル曲だったことですね。おまけにヒップホップ調の曲まである。僕の主観ですが、この手のゲームが好きな人ってヒップホップが好みではない人が多いというイメージだったのでこれには本当に驚かされました。
途中だれるところもありましたが100時間以上遊べる良作RPGです。
プレイする順番は……
PSP用ソフトのP3Pが一番お手軽に遊べるはずですが、これには後日談を描いたフェスの内容は収録されていないんですよね。でも後から発売されたP3Pに入っていないということはひょっとして公式的にはなかったことにしたいのかなと疑わざるを得ません(笑)評価も本編と比べると低めなのは否めませんし。
ちなみにP3PにはP4のキャラが出るエピソードが追加されているんですが、P4(もちろんP4Gも同様)にもP3のキャラが出るんですよ(笑)
こんな感じで今からペルソナを始めたい人には若干歪な構造になっていますが、ストーリーに大きく関わるものではないので特に問題ないと思います。僕もP3P→P4Gといった順でプレイして十分楽しめましたから。
コミュ
P3から追加された新システムであるコミュニティは割と賛否両論ですね。自分としてはこのシステムがあったからこそ長く続けられた気がします。「カレンダーに縛られるのは煩わしい」という意見もよくわかりますが、「明日はあのコミュを進めよう」とか「今日は進められるコミュはないから新たなコミュを発生させるために魅力を上げよう」と言った具合になるべく無駄のないように計画を立てるのが僕はすごく好きなんですよね。
それから個人的には全体的にP3よりP4のほうが好きですがコミュに関してだけはP3のほうが断然よく出来ていると思います。(ただし、男性主人公編に限る)。
若いながらもたくさんの重荷を背負っている「星」の早瀬護とか余命いくばくもない「太陽」の神木秋成の話が胸に深く突き刺さりました。
P4のコミュのメンバーは仲間だったり身内が多いのが残念なんですよね。コミュでしか関わりのないキャラとの触れ合いのほうが今後の展開がわからないので僕としてはわくわくします。
女性主人公編
P3Pの最大の追加要素と行ったらやはり女性主人公でしょう。僕は一周目は男で二周目は女でプレイしました。
男性主人公編と比べ、音楽も比較的ポップなものが多くなったのが印象的。
ただコミュにパーティーメンバーの男どもが追加されているんですが、これが結構きつかったなあ……男性主人公が女キャラとコミュを進めるとき恋愛関係に発展することがあるので嫌な予感はしていたんですが、案の定男キャラと恋仲に発展する事態に(笑)
よく知らないキャラならともかく1周目で苦楽を共にした仲間ですからね、あんまり見たくない一面を見てしまった気分です。まあ乙女ゲーとかやったことなかったんでいい勉強になりました。
てっきりP4Gでも女性主人公が追加されるのかな、なんて考えていたんですがそうはならなかったことから察するにあまり評判が良くなかったのかもしれませんね。
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