キス&キル ネタバレナシとネタバレアリ感想

物騒なラブコメ

ネタバレなし

あらすじ


主人公スペンサーは妻のジェンにスパイをやっていた過去を隠しながらも郊外で平穏に暮らしていた。ところがある日、スパイ時代の元上司から依頼された仕事を断ったことにより命を狙われるようになる。


ストーリーが同時期に公開された「ナイト&デイ」にそっくりという意見がちらほらあります。
確かに似ているのは否めませんがあの映画と比べると本作はアクション要素が薄くラブコメ要素が強いのが特徴的。おまけに中盤からは全然違う展開なので十分棲み分けできている気がします。
個人的には原題「Killers」より邦題のほうが好きですね。一目で物騒な恋愛映画だとわかりますし韻を踏んでるのも非常にグッド。
あまり評判がよくない作品ですが展開が早いので退屈せず最後まであっという間に観れました。

ネタバレあり

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気になるところがいくつかありました。
まずハッピーエンドで締めるのであれば刺客たちは殺さないであげてほしかったなあ。ジェンの父親の勘違いで惨劇があったのにも関わらずお咎めなしっていうのはどうかと……これのせいでどうもスッキリしないんですよね。
あと父親が熟練の殺し屋ならわざわざ2000万ドルの懸賞金なんか出さずに自らの手で始末するほうがよっぽど容易いと思うんですよ、一応スペンサーは彼にとって義理の息子なわけですから2人っきりになるチャンスはいくらでもあるでしょうに……というかあんな命令をした結果、娘を危険にさらしてしまうなんて父親失格ですねえ。
それから運送屋の兄ちゃんって滅茶苦茶アホじゃないですか。クラクション押さなかったらスペンサーを背後から簡単に殺せたはずですよ(笑)
最後にスペンサーが家に引き返したのは元敏腕スパイらしからぬ軽率な行動だと言わざるを得ません。金と武器とパスポートが入っているバッグを取りに行くという理由でしたが、そもそもああいった脱出用のアイテムは緊急時を想定してあらかじめ複数の場所に隠しておくべきではないのでしょうか。
まあこんな感じでツッコミどころはたくさんありますがコメディ映画なんで多めに見ます。

一方でアシュトン・カッチャーをこれほどまでにカッコよく仕立て上げたのはお見事。
今まで彼のことをカッコいいと思ったことのない自分ですら本作ではイケメンだなあと感じたくらいですので女性はメロメロだったのではないでしょうか。

余談ですがニースは本当に美しかったですね。死ぬまでには行ってみたいです。

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