テイルズ オブ エクシリア2 感想

選択が未来を紡ぐRPG

なぜかネット上では前作より評判が高い本作ですが、僕としては本作のほうがイマイチだと感じました。発売前のニュースでTOXのラスボスであるガイアスとミュゼが仲間になると知ったときはかなりわくわくしたんですがね……
ただいいところももちろんありますよ。例えばマルチエンディングに変更になったのは非常にグッド。「血まみれの兄弟」なんかはシリーズにしては珍しくかなり後味の悪いオチでしたし、隠しエンディングの「他人任せの人生」なんかはなかなかユニークで面白かったです(笑)

マップ使いまわしすぎ


前作と同じ世界観のため多少は仕方ないかもしれませんが、それにしたってマップを使いまわしすぎですし、新規マップが少なすぎます。
おまけに複数の分史世界を攻略するので見慣れたステージを何度も行くことに……僕はシンボルエンカウントのゲームではレベル上げのため初めて行くステージにのみ限りすべての敵シンボルにぶつかっていくプレイスタイルなんですが、終盤ではあまりのめんどくささに敵シンボルを無視し、ステージをダッシュで突っ切ることにしました(笑)

主人公喋ろ

テイルズオブシリーズはやっぱりキャラクターの魅力がかなり重要だと僕は捉えているんですが、本作の主人公ルドガーはろくに喋らないせいか個性が非常に乏しいんですよ。まるでアバターを操作している気分でした。
まあTOX2は「選択が未来を紡ぐRPG」というだけあってプレイヤーが二択を選ぶことを売りにしているのでこういう無個性なキャラになってしまうのはやむを得ない気もします。しかしこのシリーズにそういうのは求めていないんですよ……はっきり言って相性最悪でしょう。2014年の人気投票で1位になったのが未だに信じられません。

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主人公優遇しすぎ

本作では戦闘面で主人公が他のキャラクターに比べ、かなり優遇されているのが特徴的。まずルドガーだけ武器を3つも使えます。これだけでも十分強いのに本作の新システムであり、彼にしか使えない「骸殻」まで発動できます。これは一定期間相手を一方的にタコ殴りにでき最後には秘奥義まで放てるぶっ壊れ特性です。
ここまで優遇されてたらみんなルドガーを使うでしょう(笑)というかルドガーを操作することが前提の難易度に設定されている気がします。
おまけにストーリーをクリアするまでルドガーはパーティーから外せないのが致命的。せっかく彼以外に新キャラを2人も増やしたのに前作よりパーティー編成が窮屈になってどうするんですか……本当にもったいないですねえ。

最後にこうして振り返ってみると主人公があまり好きになれなかったことが個人的にハマれなかった一番の原因だと思います。正直ルドガーよりも何かと批判の多いジュードのほうが個性的で僕は好きです。

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