リベリオン ネタバレナシとネタバレアリ感想

見どころはガン=カタのみ

ネタバレなし

あらすじ


近未来の国家リブリアでは戦争防止のため感情を持つことを禁じ、国民に対しプロジアムという薬で感情を抑制させていた。主人公プレストンはそういったルールに反する人間を処刑する特殊捜査官であったが……


みなさんはガン=カタというものをご存知でしょうか。
ガン=カタとはたくさんの敵を二丁拳銃による射撃と打撃を交えた素早い攻撃で倒していく近接格闘術のことです。これは日本のアニメやゲームに多大なる影響を与えている代物でして世界で根強い人気を誇っているんですよ。ちなみに名前の由来はガン(銃)とカタ(型)からきています。
本作はガン=カタが楽しめるかどうかがポイント。個人的にはカッコいいとは思えなかったのでこの映画はあまりハマれなかったです。敵の攻撃が当たらない場所を予見し、最大のダメージを最大の人数に与えるとか言ってますが、要するにバカな敵を都合よくなぎ倒しているだけにしか見えないんですよね。
アメリカでのキャッチコピーは「Forget the Matrix!」でしたが、個人的には断然「マトリックス」のほうが好みです。

ネタバレあり

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根本的に戦争をなくすために感情を抑制するという設定が荒唐無稽に感じました。というか争いたくないという気持ちは感情じゃないのか(笑)
ひょっとして本作は「感情はむき出しにしたほうが良い」という寓話なのかも、と一瞬思いましたが、そもそも現代に他人の感情を抑えようとする人間や団体なんていませんから多分違うでしょうね。

邦題は反逆を意味する「Rebellion」に対し、原題は均衡を意味する「Equilibrium」と真逆になっているのが面白いですね。自分は断然邦題のほうが好きです。アクション映画なんだから「反逆」のほうが熱い展開が期待できそうじゃないですか。「均衡」じゃ何だか締まりませんよ(笑)

そういえば日本語版では「ガン=カタの習得者は攻撃力が少なくとも120%上昇し、たとえその半分程度の向上でも敵にとって脅威の存在だ」と言っています。しかし前半部分は合っていますが、後半部分は「一撃必殺の技量も63%上昇する」が正しいです。
字幕だけならともかく吹き替えのも誤訳であるのは珍しいパターンですね。せめでDVDでは修正してほしかったです。

余談ですが、同監督の映画「ウルトラヴァイオレット」でもガン=カタが登場するのでお好きな方は是非ご視聴ください。

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