ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン ネタバレナシとネタバレアリ感想

女の友情を描いた作品

ネタバレなし

あらすじ


主人公アニーは結婚が決まった親友リリアンのメイド・オブ・オナーを任される。ところがアニーはリリアンの婚約者の知り合いであるヘレンがブライズメイドに加わると知り、リリアンを取られまいと競争心に火がついてしまう。


みなさんはブライズメイドというものをご存知でしょうか?
ブライズメイドとはブライダルシャワーという結婚の前祝いをするパーティーを企画したり結婚式当日で花嫁の介添をしたりするかたのことでして1人の花嫁に対し大体3人以上の友人や親族がお世話します。そして彼女たちの代表者のことをメイド・オブ・オナーと言います。(ちなみに代表者が既婚者だった場合はマトロン・オブ・オナー)。こういった結婚式を挙げるのはアメリカがメインであり、日本で取り入れているところはほとんどないはず。
そんなブライズメイドをテーマにした本作……女性向けかと思っていましたが男が観ても滅茶苦茶笑えます。いや、下手すれば女性のほうが受け付けない内容かも(笑)124分とコメディ映画にしては若干長めですがオススメですよ。
ただし、R-15指定なだけあって下品な表現が多いので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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この作品、女性だらけの映画にしては珍しく友情を描いているんですよね。いい歳こいて友達の友達に嫉妬してしまうなんて随分子どもっぽくて何だか微笑ましたかったです。
アニーとヘレン、そしてアニーとリリアンが和解する場面もすごくよかったなあ。
「女の友情ハムより薄い」なんて言われたりしますがこの映画をそういう風潮を真っ向からぶった切っているのがグッド。こんな下品な作品がアカデミー脚本賞にノミネートされたと知ったときは心底驚きましたが、こういう部分が評価されているのかもしれませんね。

本作で一番笑ったシーンはやっぱり食中毒にあったところ。映画であそこまで笑ったのは初めてかもしれません。女性向けの映画でここまでやるとは……天晴。

ちなみに飛行機で執拗なまでに誘惑されていた航空警察官はメーガン役のメリッサ・マッカーシーの旦那のベン・ファルコーンなんですよね。夫婦そろって何やってるんだか(笑)

終盤でメーガンが来る前にアニーがテレビを観ながら涙を流しているのは「キャスト・アウェイ」のあの名シーンでしたね!無人島に漂流したことで全てを失った挙句、唯一の友達ウィルソンとも別れてしまうチャック(「キャスト・アウェイ」の主人公)の境遇と自分を重ねてしまったんでしょう。

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