ウォンテッド ネタバレナシとネタバレアリ感想

吹き替えが酷すぎる

ネタバレなし

あらすじ


しがないサラリーマンのウェスリーは謎めいた美女フォックスと出会って人生が一変する。彼は自分の父が暗殺組織「フラタニティ」の殺し屋であったことを知り、父を殺害した暗殺者に復讐することを誓うが……


主人公の吹き替えがDAIGO(メンタリストじゃないほう)なんですがこれがもう洋画史上最悪と言っても過言ではないので要注意。
そもそもウェスリーというキャラが最初は臆病者ですが中盤以降はたくましくなっていくのでどうしても演じ分けが必要になる難しい役なんです。それを役者が本業ではない彼をキャスティングしてしまった人間は猛省するべきでしょう。
あと余談ですが彼のやっているBREAKERZというバンドを聞いたときも思ったんですが、根本的に声質が大衆向けではない気がするんですよね。人柄は良さそうだしルックスも申し分ないんだからバラエティだけに専念し、音楽や声優といった声を前面に押し出す仕事はあまりしないほうがいいのではないかと部外者ながらに思います。

さて原作はグラフィック・ノベルですが、そっちのほうは未見で本作を鑑賞しました。割と賛否両論な作品ですが個人的には十分に満足。暇つぶしには最適な映画です。

ネタバレあり

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信じていたはずの味方が実は全員悪い奴だったっていうオチはかなり好みです。おまけに主人公の師匠たちを1人で倒すということは主人公が滅茶苦茶成長したという証ですからね。これほど熱い展開はそうないでしょう。

本作の最大の魅力はやっぱり弾道曲げだと思うんですよね。科学的にあり得ないことは承知していますがロマンがあって僕は好きです。腕を振るフォームが純粋にかっけぇ!
まあラストのフォックスの円を描くような弾道の射撃はちょっとやりすぎな気もしますが(笑)
一番好きなシーンはやっぱりフォックスが足で車を操作しながら銃撃戦を繰り広げるところですかね。色っぽいアクションは妙に印象に残るもんです。

続編も計画されていたようですがアンジェリーナ・ジョリーが乗り気ではなかったため企画が頓挫してしまったみたいです。僕はてっきりフォックスは死んだと思っていたんでこういったプランがあったことには驚きを隠せません。過去編でもやる予定だったのかな?

そう言えば本作の後日談を描いたゲーム「ウォンテッド:ウェポンズオブフェイト」が発売されているようですね。評価はイマイチのようですが弾道曲げをゲームで味わえるならちょっとプレイしてみたいですねえ。

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