君が生まれ変わるRPG
シリーズの中ではどちらかと言えば不人気なほうですかね。人気投票で本作のキャラがランクインすることはほとんどありませんし。
でもだからと言って駄作というわけではありませんよ!お使い要素が強かったのが残念でしたが僕はそこそこ楽しめました。
今からやるならPS2版ではなく、追加要素が多数加わったPSP版を強くお勧めします。
人種差別について
テイルズオブシリーズにしては珍しく本作では物語のテーマがはっきりしているのが良いですね。人種差別を描いたゲームはいくつかありますが、その部分に関しては本作が一番しっかり描写できていると思ってます。
特にクレアのピーチパイの演説はお見事。「あなたが美味しいと感じる心に種族はありますか?」……うーん、名言!全世界のレイシストに聴かせてやりたいです。こんな世の中もリバースできたらいいのになあ。
戦闘の癖がすごい
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さて、戦闘についてですが本作はシリーズ唯一の3ライン制となっております。2Dと3Dの中間にも見える非常に特殊なシステムでして2Dよりはかなり広々と戦えるようになりました。
そしてなんとTORは回復魔法がほぼ存在しないんですよね。基本的に回復をするには4つの術技スロットに応じたFGを消費する必要があります。例えば普通に「魔神剣」を発動することで回復もできるということです。
この仕様のせいでサポート役であるアニーが滅茶苦茶使い辛い結果に(「ライズ・エリキシル」だけは便利だけど)。僕は基本的にグミを食いまくるという荒業で乗り切りましたが、サレが出てきたときは結構焦ったなあ、「グミなら僕も持っているよ」はバルバトスに並ぶトラウマモノですよ。
そんでもって初心者を最も悩ませたものは何といってもRG……RGが上がれば攻撃力も上がる一方で防御力と回復力などが下がる、逆も然りとなっています。このRGのバランスを取るのが難しいんですよ。攻撃ばっかしてるとRGがどんどん上がっちゃってあっという間にやられちゃいますが、かと言ってガードばっかしてRGを下げていると戦闘が間延びしたり後衛が襲われたするもんですからRGのゲージは常に目が離せません。
と、まあこんな感じですがおそらくシリーズを本作以外すべてプレイ済みの人でもこの説明だけではチンプンカンプンだと思います(笑)それぐらい本作の戦闘は癖が強いんですよ。
あとどうみてもダメな点を挙げるとするならやっぱり秘奥義がトドメでしか出せないことですかね。あれならないほうがマシです。
正直最後までシステムを理解できずじまいだったんですが、それでも何とかクリアできました。なのでそこまで難易度は高くないと思います。
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