そんな設定あり?
ネタバレなし
あらすじ
2分先の未来がわかる主人公クリスはラスベガスで能力を隠しながらマジシャンとして生活していた。ある日、クリスの能力を見抜いたFBI捜査官フェリスはテロリストを見つけるため彼に協力を要請するが……
原作はフィリップ・K・ディックの小説「ゴールデン・マン」ですが、そっちは未見で本作を鑑賞しました。あまり評価が良くない作品でして、僕も正直オススメしたいとは思いません。まあジェシカ・ビールの見た目が好みだったんで退屈はしませんでしたが(笑)
余談ですが僕も2分先が見える能力があったら何をしようか試行錯誤しましたが、やっぱりギャンブルくらいしか思いつかなかったです。
ネタバレあり
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予告編では「2分先が見える」ということを散々アピールしておきながら彼女のためならもっと先が見えるというガバガバルールにはガッカリ。終盤でクリスが分身の術の如く何人にも分かれるシーンは呆れてしまいました。最後のテロリストととの戦いも弾道を予測はできてもただの冴えない中年マジシャンが連続で放たれる銃弾を回避できるはずないでしょう、マトリックスじゃないんだから。
別に観客は主人公の成長を観たかったわけではなく、2分先がわかるだけの男がどういったアイデアでテロリストと対峙していくのかを楽しみにしていたと思うんですがね。
FBIも核爆弾の危機が迫っているというのに2分先しかわからないマジシャンを捉えることに専念してるなんてアホみたい(笑)結果的にクリスがもう少し遠い未来を予知できたからよかったもののニュースを観て核爆弾の場所を特定したところでたかが2分じゃ対処できないでしょうに。
もちろん良いところもありましたよ。
クリスがリズをあの手この手でナンパする場面は笑えました。ひょっとしたらこの能力はコメディ向けだったのかもしれません。それからエンドロールが高速で流れた後、上から下へ流れる演出は本作にぴったりでかなり好みでした。
ちなみに冒頭に出ていた韓国人の女性はニコラス・ケイジの元奥さんアリス・キムみたいです。今となっては別れてしまっているのでこういったお惚気が滅茶苦茶ダサく見えます(笑)
それにしてもオチはすごかったですね。夢オチの話は数あれど予知オチは僕も初めて観ました。
ところで原作はどういう終わり方をしたんでしょう。まさか「俺たちの戦いはこれからだ」エンドではないですよね。この話の続きは……残念ながらおそらくないでしょう(笑)
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