アクションとカードゲームの融合
ロックマンと言えば本家はもちろんXやゼロや流星やダッシュなどたくさんの派生作品がありますが僕はエグゼがダントツで好きです。まあ1はシリーズの中では1番ハマれなかったんですが(笑)難易度は結構高めなんでご注意を。
今からプレイするのであればリメイク版であるDS用ソフト「ロックマンエグゼ オペレート シューティングスター」のほうが良いかもしれません。
システムが非常に独特
このシリーズのバトルシステムは非常に独特でして、これに似たゲームを僕は他に知りません。
まずバトルフィールドが縦3×横6マスで左の3×3マスが自分のエリア右の3×3マスが敵のエリアとなっております。お互いのエリア内でしか行動できませんが「エリアスチール」などを使えば相手のエリアを一時的に奪うこともできます。
そして攻撃はロックマンでお馴染みのロックバスターとチャージショットはもちろん使えますがバトルチップというものも使えます。バトルチップとは敵を攻撃したり自分を回復したりできる特殊なカードのようなものでして相手を倒すのに欠かせないものといっても過言ではありません。またチップを30枚1組にしたものをフォルダと言います、カードで言うところのデッキですね。
チップはカスタム画面にてフォルダからランダムで5枚排出されます。このとき最大5枚選択できるんですが複数枚選ぶには同じ名前のチップ(例:ソード【A】とソード【S】)かチップの名前のあとに記されているアルファベットが同一の場合(例:エリアスチール【S】とソード【S】)のみ可能です。カスタム画面を開くにはカスタムゲージがマックスになるまで待つ必要があります。
そして特定のチップを組み合わせると1枚の強力なチップに変化するプログラミングアドバンス(P.A)というものがあります。つまりしょぼいチップだらけのフォルダでも組み合わせ次第では短時間で相手を倒すことができるというわけです。
とまあこんな感じで文章にするとわかりづらいと思いますが本作はアクションとカードゲームのいいとこ取りとも言えますね。
1作目だからしょうがないけど……
第1作だけあってどうも荒削りな部分が目立ちます。
まず雑魚戦で逃走できない点。このシリーズの雑魚はまあまあ強い上に経験値の概念がないためお金や敵が落とすチップが目当てでもない限りこいつらを相手にするのは非常に煩わしいです。一応「エスケープ」のチップを使えば逃走できますがいちいちそんなものをフォルダに入れるのは億劫です。おまけにエンカウント率を下げるアイテムがないのもイマイチ。
またインターネットの世界の背景が統一されているせいで自分がどこにいるのか全く分からなくなり迷うことがしばしばありました。
あと僕は悪用しませんでしたがチップトレーダーでお目当てのチップが出るまで何度もリセットできてしまうのはいかがなものかと(笑)ここで手に入るものがしょぼいものばかりならともかく「パラディンソード」なんかはかなり強力ですもん。これ10枚手に入っちゃえばもはや敵なしでしょう。
まあどちらも2以降は改善されているのが救いですね。ただ戦闘が終了するとHPが全回復する仕様は変えないでほしかったなあ。
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