チャーリーとチョコレート工場 ネタバレナシとネタバレアリ感想

外国のチョコが食べたくなる

ネタバレなし

あらすじ


お菓子で世界中の人々を魅了するウォンカは生産するチョコに5枚だけ工場を見学できる金のチケットを同封する。後日オーガスタス、ベルーカ、バイオレット、マイク、チャーリーの5人の子どもが集まるが……


この映画を観ると無性にチョコが食べたくなるんですよ。それも日本の薄味のチョコではなく外国の妙に甘ったるいやつ。西友で輸入チョコを買い漁ったの僕だけではないはず(笑)そういえば劇中で出てくるウォンカバーは実際にネスレが販売しているみたいですね。食べたいけれどどこで売ってるんだろう……
原作「チョコレート工場の秘密」が児童小説なだけあってストーリー自体は子供向けに作られているのは否めませんが奇妙な世界観と原色をとした独特の映像美は大人でも楽しめると思います。ただジャンルはコメディとなっていますが笑うところは特になかったかな。

ネタバレあり

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僕がどうしても気になった点はチャーリーがチョコを手に入れるために道に落ちていたお金をネコババしてしまったことです。結果的にチャーリーの物語はハッピーエンドで終わるのにも関わらず何の罰も受けていないんですよ。これが犯罪映画ならともかく児童文学を元にした作品なんで子供の教育に良い内容であるべきです。これじゃあまるでネコババを悪とみなしていないも同然。親はこの話を自分の子に読み聞かせたがるのでしょうか?
それとも単純に日本とイギリスの倫理観の違いなんでしょうかね……海外じゃ落とし物を届けるっていう習慣はあまりないようですから。

ところでマイクが脱落するエリアではオマージュが複数散りばめられていました。まず「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れたあとモノリスに似たチョコレートが出てくる展開は「2001年宇宙の旅」、白黒のシャワー中にめった刺しにされるシーンは「サイコ」のオマージュでしょう。それからウンパ・ルンパの歌はクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」にそっくりでしたし、一瞬ですがビートルズっぽいコスプレをしていましたね!
他にもいろんなパロディ要素があるみたいですが知識に乏しいもんで見つけられなかったです……

ちなみに劇中のクルミを割るリスはなんとCGではなく本物みたいです。リスって調教できるんですね、意外です。

あと一部の映画館では映像に合わせてチョコの人工香料を出すアロマトリックスという装置が導入されそこそこ話題になりましたよね。面白い演出だとは思いますが服に匂いがつきそうで僕はごめんかな(笑)

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