ジョー・ブラックをよろしく ネタバレナシとネタバレアリ感想

アラン・スミシー版の方が観たい

ネタバレなし

あらすじ


死期が近い大金持ちの権力者ビルの前にある青年の死体を借りた死神ジョー・ブラックが現れ、彼をあの世へ連れて行く前に人間界を案内してもらうことを頼む。そこで出会った彼の美しい娘スーザンと恋に落ちるが……


原作は1934年の映画「明日なき抱擁」ですがそっちは未見で本作を鑑賞しました。
本国での評価もボロボロでゴールデンラズベリー賞最低リメイク及び続編賞にノミネートされているのも無理ない出来です。僕としてもかなりイマイチでした。オススメできません。
しかし個人的にブラッド・ピットってイケメン扱いされているけど全然そうは思えない俳優の1人だったんですが、この映画の彼は文句なしにカッコいいですね!金髪タキシードの破壊力はなかなかのもの。いっそのことブラピのPVと割り切ってしまえば悪くないのかもしれませんね。まあとにかく全体的に女性向けの内容と言えるでしょう。

ネタバレあり

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まず恋愛モノにしちゃ長すぎますね。約3時間とかダルいってレベルじゃないでしょう。エンドロールが流れてきたときは「ああ、やっとか……」という安堵してしまいました。
そういえばテレビや飛行機での上映用にビルのビジネス関係の描写をばっさりカットし、129分に再編集したバージョンもあるみたいです。僕は観てないのではっきりとは言えませんがおそらくそっちの方が受けが良かった気がするんですよね。マーティン・ブレスト監督がこれに激怒し、アラン・スミシー(所謂、監督が責任を取りたくないときのために使う偽名)名義で発表したみたいですがもう少し配給会社など周りの意見を聞くべきでしたね。

それと死神はビルの頭の中で話しかけているときはあんなに禍々しく饒舌に話していたのに、青年に乗り移った途端無口になるのはなんでなんだって感じ……いくらなんでもキャラ変わりすぎでしょ。
あとどうしてもスーザンが好きになれなかったです。だって所詮ただの面食い女じゃないですか!青年と死神、どっちにも恋しちゃってるわけですから。最後のシーンは蛇足だと思うんですよね。死神とビルが橋の向こうへ行ってそのまま終わる方が絶対良いでしょう。橋の向こうに間違いなく親父の死体があるのにキスなんかしてる場合じゃないだろ!そもそもなんで青年は生き返ってんだよ!交通事故はどう処理されたんだ!と突っ込まざるを得ません。
でも花火が綺麗だったから良しとするか(笑)

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