なんか色々滅茶苦茶
ネタバレなし
あらすじ
ドンとエリーは10年前に離婚していた。ところが結婚を控えた養子の次男アレハンドロの実の母親は敬虔なクリスチャンであった。カトリック教徒にとって離婚は最大の罪なので二人は一時的に夫婦を演じることになる。
コメディ映画ですが、あまり笑えませんでした。豪華なキャストに釣られると後悔するかもしれません。ちなみに作中ではウエディングノートとやらは出てこなかったです。
下品な描写が多いので苦手な人は注意。
ネタバレあり
ドンは最悪ですね。結婚式はあくまで息子と嫁が主人公なのにも関わらずあの場でビービーにプロポーズしてしまうなんて……はっきり言って父親失格。そもそも6年も指輪を渡し損ねていたのになぜあのタイミングで渡すのかさっぱりわかりません。だってその前の夜、エリーに手を出したんですよ(笑)
無理矢理ハッピーエンドに持っていこうとするからあんな強引な展開になってしまったんでしょうかね。
僕はてっきりエリーとよりを戻すと予想していたのであの結末には少し驚きました。偽りの家族を演じていたらそれが愛おしくなってしまい、本当の家族になってしまったというパターンが多いんでね。
でも複雑な家庭環境を持つ人間でも幸せになれるという展開は嫌いじゃないです。こういう家族のかたちがあってもいいじゃないですか。まあアレハンドロとメリッサくらいしかまともな人間がいませんが二人には幸せになってほしいですね。
当たり前のように話が進んでいましたが、よくよく考えればどうしてマドンナのためだけに偽装生活をするのかが理解できません。バレたからってどうなるんだか。そもそも実の母のマドンナを思いやった結果、育ての母であるビービーを傷つけては元も子もないでしょう。
それからマドンナは自分の息子を預け、立派な大人にしてもらったんだからもっとグリフィン家に対して感謝の姿勢を見せるべきですよ!何だか偉そうな感じがして非常に腹が立ちました!あんな軽々しくアレハンドロの父親の件についてカミングアウトしたことだって無神経にも程があります!
ドンとエリーがアレハンドロにドングリを渡したとき、ドンが「踵を3回鳴らせばいい」と言ってましたね。意味がさっぱりわからなかったので調べました。これは映画「オズの魔法使」で主人公が魔法の靴の踵を三回鳴らして家に帰るというシーンが元ネタみたいですね。アメリカじゃ知ってて当然なのかな?
あのすけべじじい、なかなか素敵なこと言うじゃないですか。