ホーンティング ネタバレナシとネタバレアリ感想

ただの実験のはずだったが……

ネタバレなし

あらすじ


恐怖を研究しているマロー博士は不眠症治療と偽って被験者を募集した。ところが集められたネル、テオ、ルークの3人とマローは不気味な屋敷ヒルハウスで不可解な現象を次々と目の当たりにするのであった。


シャーリィ・ジャクソンの原作小説「山荘奇談」及びそれを最初に映像化した1963年の映画「たたり」はどちらも未見で本作を鑑賞しました。
興行的には成功したみたいですがはっきり言ってかなりイマイチな出来。全く怖くないです。ゴールデンラズベリー賞に多数ノミネートされるのも無理ないですよ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズの最低女優賞は納得いきませんが)。当時は一応潤沢な予算によるCGが評価されていたみたいですけど当たり前ですが今観ると全然ですね。「The Haunting」は忘れられないものという意味ですが個人的には悪い意味で記憶に残りそうです……

ネタバレあり

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全体的に生温い感じだったのでルークが死んだときは非常に驚きました。そのポジションはどうみてもマローであるべきだと思ってたんで。だって全ての元凶ですからね。実験のつもりなら全部の部屋に監視カメラでもつけとけよとツッコミたくなりました。
ラストで屋敷を出た後、2人は車にも乗らず歩き続けていましたが、まさか徒歩で帰るつもりなのかな(笑)

ネルがどうも好きになれなかったのは僕だけではないはず。ホラー映画の主人公よろしくキャーキャー騒ぐ割にえらく霊に対し積極的な行動をみせたりしてキャラがつかめずイライラしていました。というかどう考えても脇役のほうが豪華ですよね……
テオとルークもせっかく不眠症持ちという背景があるんだからもう少し掘り下げてほしかったです。ネルと比べ、2人はそこまで苦労してなさそうに見えましたからね。

ヒルハウスはベタな設定ですがロケーションとしてはなかなか悪くなかったです。でもあの水浸しで本が足場になっている廊下とか全方面が鏡になっている部屋とかユニークですがよくよく考えればなぜあんなものがあるのかさっぱりわからないんですよね(笑)
それにしてもあの管理人とメイドはよく何事もなくあんなところで仕事ができてるなあ。

あと冒頭で出ていった助手2人はどうして帰ってこないんでしょうか?怪我した女性はともかく男性のほうは何してるんだか……

最後に余談ですがネルの前髪が霊の力によりぴーんとなるところで思わず笑ってしまいました。

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