ニーア レプリカント レビュー

鬱々としたゲーム

このゲームほどプレイしていて憂鬱な気分(いい意味で)になる作品もないでしょう。
PS3のゲームではかなりオススメ。音楽も耳に残る曲が多く、特に「Song of the Ancients Devola」という曲は物悲しい雰囲気で僕のお気に入りです。ただアクションは少し単調なんでそこら辺は期待しないように。
本作とXbox 360版の「ニーア ゲシュタルト」のストーリー上の違いは主人公とヨナの関係が兄妹か親子ということぐらいらしいです。僕としてはゲシュタルトは日本語吹き替えがないのでレプリカントをお勧めします。

未プレイの人に1つ忠告。少年期に受けられるクエストは青年期になると進めることができないので気にする人は要注意。僕はトロコンこそしましたが、クエストは全部クリアできませんでした……

二周目からが本番(以下、ネタバレ注意)


なんと二周目から敵の言葉がわかるようになってしまいます。
敵が実は悪者ではなかったという展開は小説や漫画や映画などではありがちですがゲームにおいては珍しいケースでしょう。罪悪感を覚えながら敵を倒すのはきつかったです……特にクレオとP33のことを思いだすと今でも泣きそうになります。僕、ロボットと子どもの組み合わせに弱いんですよ……
キャッチコピーの「一人のために、全てを滅ぼせ」が心に染みます。

Dエンディングについて

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本作を語る上で欠かせないのがこのDエンディング。噂には聞いていましたがなかなか衝撃的なものでした。まさか本当にセーブデータを消すハメになるとは……
まあ正直言うとどうして主人公が生きていた証と引き換えにカイネが助かるのかはよくわからず若干唐突な気がしましたが、タイトル画面に月の花が表示されたのを見たら胸にこみ上げてくるものを感じ、些細なことは気にならなくなりました(笑)
それとDエンディングを観たあと新しくゲームを始めるとき、主人公の名前を以前使っていたものにできてない点も芸が細かくて最高です。

トロフィーは「職人魂」がかなりめんどくさかったですね。砂漠とロボット山でひたすら素材マラソンをしましたよ。もう少しドロップ率を上げてもよかったんじゃないかな(笑)不死鳥の槍があれだけ強くなかったら諦めていたかもしれません。

続編の「ニーア オートマタ」はかなり楽しみ。デベロッパーがプラチナゲームズに変わったからアクションの向上に期待してます。
それから「ドラッグオンドラグーン」が未プレイなんでPS4でリマスターしてくれたらいいなあ。

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