見どころはエクストリーム・スポーツ
ネタバレなし
あらすじ
相棒を事故で亡くした元スタントマンの新米FBI捜査官ユタはボーディが率いるエクストリームスポーツを駆使した犯罪集団に潜入捜査を試みるが……
人気映画「ハート・ブルー」をリメイクした本作。僕はオリジナルを観ずに鑑賞しましたが、まあまあ楽しめました。
邦題の「X-ミッション」って一応エクストリームスポーツ(X)の任務(ミッション)という意味なんでしょうけど僕的には人気映画の「X-Men」と「ミッション:インポッシブル」にあやかった気がしてなりません(笑)リメイクなんだから「ハート・ブルー」でいい気がしますが敢えて使わないところから察するに日本において原作の知名度はイマイチなのかも……
ちなみに原題は「Point Break」。サーフィン用語でそうですが、僕にはさっぱり。サーファーの方が観たら思わず感心するようなタイトルなのかな?
ネタバレあり
アクションシーンはかなり満足できました。特に冒頭の空中で札束が舞っているところを降下していく場面はかなりかっこよかったですねえ。ただ山頂からダイブしてムササビみたいに滑空しているところは正直ダサいと思いました(笑)やってることは凄いんでしょうけど……見た目って大事ですね。
ストーリーに関して割と不満を感じた人が多いようですね、僕も少し納得がいきません。
まずユタという存在が無茶苦茶すぎるんですよ。まず元スタントマンが苦労してまでFBIを志望するに至った動機をもう少しちゃんと説明するべき。そして致命的な点は彼がこの事件において何も役に立っていないこと。誰一人逮捕できてないわけですから。上司に「FBIの金で遊んでいるだけだ」と言われるのも無理はないでしょう(笑)
ボーディを逮捕できないのにエンジェル・フォールに行った理由もよくわかりません。どうやってあのFBIのお偉いさんを説得したんだか。それからグロメがラインが見えないから登らないって言ってたのにユタが来た途端、自分も登りだしたシーンは笑ってしまいました。僕はてっきりユタを足止めするための戦闘が始まると思っていたもんですから。そして案の定落ちるグロメ……彼は何がしたかったんだろう(笑)
クレジット順で先頭なのって実はボーディ役のエドガー・ラミレスなんですよね。もちろん役者のネームバリューの都合とかもあるんでしょうけどボーディが主人公だと考えたほうがしっくりきませんか?
ボーディ目線のストーリーに編集したほうがもう少し評価が高かったかもしれませんね