シンプルイズベスト
初代PSを代表するアクションゲーム。操作が移動、ジャンプ、スピンアタックの3つだけ。アクションが1つか2つだと単調になりがちですが逆に多すぎても取っつきにくくなりがちなのでこの3つという数字は本当に絶妙だと思います。2以降はこれ以外にもアクションが多数追加されますが僕としてはどうもしっくりきません……クラッシュがせいぜいスピンアタックくらいしかできないバンディクーだからこそタウナを迎えに行く壮大な冒険にやりごたえを感じるのだと僕は思います。
本作はまさにシンプルイズベストを体現した傑作と言えるでしょう。
難易度がかなり高い
シリーズで最も難易度が高いと言っても過言ではないでしょう。まずセーブするのにそこそこ難しいタウナのボーナスステージをクリアしなければいけないんで初心者はそこで一苦労すること間違いなし。
またシリーズで唯一やられてしまったらステージ上の箱が全て復活してしまうのでダイヤをゲットする際にはノーミスでクリアする必要があるんですよね。これ、非常に厄介です。
ちなみに海外版はもっと難しい模様。全体的にクラッシュプレートやタウナのボーナスステージが少なかったり「あらしのこじょう」と「ゆうやけのはいきょ」の順番が逆だったり「カメカメジャンプ」のステージが半分くらいになっていたりと日本版とは色々違うようですが、僕が一番驚いたのはアクアクのヒントがないことです。あのヒントがなければ「きかいか けいかく」と「こだいのしんでん」と「しんでんのおくふかく」で箱を自力で全て見つけるのって相当厳しいでしょうに……
印象的なステージ
一番好きなステージは「きかいかはすすむ」ですね。終盤に限った話ですがゲームをやり始めるときはまずここで緑ダイヤに乗ってクラッシュプレートを大量にゲットするのが定番でした。
一方で一番苦手だったのは「ドラムかん ステップ」。あの跳ねるドラム缶を避けるのが大変だったなあ。ドラム缶がこっちに向かってくる音は今でもトラウマモノ。
本作で最も印象的なステージはやはりパッケージにもなっている「おおいわごろごろ」でしょう。まだプレイしていませんが「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」でもこのステージが登場したみたいですし。手前にスクロールするゲームは当時としてはかなり斬新でした。迫りくる大岩に手に汗を握ったのはいい思い出です。
ダイヤ集め
ダイヤ集めで一番苦労したステージは間違いなく「ふかいくらやみのなかで」。初っ端からコの字型に前から後ろへジャンプさせられるのが滅茶苦茶きつかったなあ。おまけにちんたらしていると真っ暗になってしまうので急かされてミスることもしばしば。
比較的短期間で終わるとはいえ逆走ができない「イノシシチャレンジ」も結構苦戦しました。
そんでもってやっとの思いでダイアを全て集めても「しろダイヤのいきさきは?」のステージの最奥に行ってもタウナと一緒に逃げ出し、おまけとしてボスキャラの後日談が知れるだけなんですよね。このときは本当にがっかりしました……もっとすごいことがあると思っていたのは僕だけではないはず(笑)