LUCY/ルーシー ネタバレナシとネタバレアリ感想

人間の脳は10%しか使ってない……?

ネタバレなし

あらすじ


主人公ルーシーはマフィアの取引に巻き込まれ、腹部に危険なドラッグの袋を埋め込まれてしまう。運び屋として働かされそうになった矢先、別のマフィアにさらわれ拷問を受ける。その時、腹部の袋が破れ超人的な力に目覚めるのであった……


僕の記憶では2010年前後にやたらとこの手の「人間は脳を10%しか使ってない」という都市伝説が流行った覚えがあるんですよね。パッと思いつくだけでも「SPEC」とか「リミットレス」とか。この仮説、普通にデマでして著名な神経学者曰く人間の脳はいつでも普通に全領域を使えるようです。要するにトンデモ科学映画ですね(笑)そこら辺が気にならない人しか楽しめないでしょう(ちなみに僕は気にしない派)。
評価はあんまり高くないですが89分と短いのでサクッと観れるのが良いですね。CGも綺麗なんで退屈はしなかったです。

ネタバレあり

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てっきりルーシーの脳が10%の壁を越えていったときはどんどん賢くなるくらいだろうなと思っていたんですが、どんどん超能力者みたいになっていき、終いには神のような存在になってしまったのには開いた口が塞がりませんでしたよ。まあざっくり言うと「人間はまだまだやれるんだよ。限界なんてないのさ。だから頑張っていこうぜ」みたいなメッセージを秘めた人間讃歌の話なのかなと勝手に考えてみました。

ドンパチのアクションも一応あったけれどあまりパッとしなかったかな。あ、カーチェイスは結構派手で良かったです。

それからどうも途中でちょくちょく差し込まれる映像がくどいように感じちゃいました。例えばルーシーがマフィアに連行されるときチーターが鹿を追いかけて捕食する映像が差し込まれたじゃないですか。あれって別に必要ないように思うんですよ。だってあんなものを見せなくても彼女に危機が迫っていることくらい観客なら百も承知でしょ?いたずらにテンポを悪くしているだけではないでしょうか。

ところでルーシーが腹部に薬を埋め込まれた直後のシーンでなんとちらっとあのお馴染みの正露丸の瓶が見切れているではありませんか!しかもこれ無断に使ってるんじゃなくて大幸薬品の許可をちゃんと取っているというから驚きです。
まさかのハリウッドデビューを果たしたわけですがこれマーケティング的にはどうなんだろうな……運び屋御用達の医薬品みたいなイメージがつかなきゃいいけど。

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