良くも悪くも変わった
PSで発売された「女神異聞録ペルソナ」をリメイクした本作。自分は原作をプレイしていないので詳しいことはわかりかねますが良くも悪くも変わったのが特徴的ですね。少なくともセーブポイントが増えたりエンカウント率が下がったり移動速度が上がったりと遊びやすくはなりました。難易度はNORMALでプレイしましたがなかなか難しかったです。
正直P3以降の作品が好きな僕としてはそこまでオススメできないかなあ。ちなみに何故かこのゲームはスリープしている間もプレイ時間が加算される仕組みになっていて自分のデータは優に100時間を超えていました(笑)
経験値の仕組みが特殊
RPGの経験値ってたいていパーティーに平等に振り分けられたり、敵を倒したキャラだけ大量に入るというシステムが基本ですが本作は戦闘の貢献度によって分配されるという一風変わった仕様です。敵に大ダメージを与えるより味方を回復したり補助したほうがよっぽど経験値が稼げるという何だか歪な仕組みで僕は好きになれませんでした。
あとこういう仕様のせいでレベリングには行動回数が非常に重要になっているので速さが高いキャラと低いキャラでレベルの差がどんどん広がってしまうんですよ。うちのパーティーのなんじょうくんなんか見事なポンコツに仕上がってしまいました(笑)主人公はとりあえず速さを上げておくのが無難ですね。
分岐
普通にセベク編をプレイしていたらバッドエンドに直行しました(笑)P3やP4でも物語が重大な分岐点に差し掛かるときはしっかりゲーム内で忠告してくれるんですが本作はなにもなし……おまけに引き継ぎ要素もないのは流石に呆れましたよ、グッドエンディングを見ずに投げてしまいました。こういう仕様は原作通りみたいですができれば改善してほしかった部分ですね。
隠しシナリオである雪の女王編はセーブができないと聞いて何だかやる気が起きずプレイしませんでした。
BGMが刷新されたが……
リメイクされるにあたってポップな楽曲も変更になりましたがこれがオリジナルのファンからはかなり不評ですね。音楽がこれだけ叩かれる作品って非常に珍しいです。でも目黒将司の曲が好きな僕ですら本作のBGMはあまり耳に残らなかったかなあ。
そういえばP5のDLCである「女神異聞録ペルソナセット」で収録されていた楽曲がPS版ではなくPSP版であったということが問題になり購入者に返金した後、無料配信されたという騒ぎありましたね。確かにタイトルに「女神異聞録」とつくのはPS版の方なんでDLCの名前が悪かったのは一理ありますが個人的には今回の騒動でシリーズの新旧ファンの壁を感じずにはいられませんでした。