ザ・ガンマン ネタバレナシとネタバレアリ感想

銃撃戦だけかと思いきや……

ネタバレなし

あらすじ


元特殊部隊の暗殺者ジムはコンゴ民主共和国にて企業利益のため大臣暗殺を命令される。任務を無事遂行したジムは恋人アニーとの別れも告げずに国外へ逃亡する。それから8年後、平穏に暮らしていた彼は何者かに襲撃される……


原作はジャン=パトリック・マンシェットの「限りなき狙撃者」という小説ですがそっちは未読で本作を観賞しました。
評価があまり高くない作品ですがそこそこ楽しめましたよ。ただこれと言って突出したものがなく全体的に平凡な感じに仕上がっているのは否めません。
ちなみにタイトルから察するに銃だけを使う男の話かと思っていたんですが肉弾戦もありますよ!

ネタバレあり

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ショーン・ペンがアクション映画に挑戦と聞いてかなりびっくりしましたがそんなに悪くなかったですね。肉体はすごいことになっていましたが老体ゆえにちょっと痛々しかったです。それとアニー役のジャスミン・トリンカがすごく綺麗だったのが印象的でした。

一番良かったシーンは序盤でジムが大臣を撃ち抜くところですかね。あそこは本当に息を呑みましたよ。

さて、本作は良い暇つぶしにはなりましたがツッコミどころがちょっと多めです。

まずフェリックスは何がしたいのかさっぱりでした。アニーは渡さないとか言ってる割にはジムと会わせちゃうのは意味不明(案の定、アニーは心移りしちゃうし)。ジム、アニー、フェリックスの三角関係はすごく冗長に感じましたね。それとも恋愛映画として楽しむべきだったのかな(笑)

それからフェリックスの家が襲撃されたときジムは敵から奪った防弾チョッキをアニーではなく自分に着けているのには思わず笑ってしまいました。彼女のことが大事じゃないんかよ(笑)まあおそらくアニーは胸元がざっくり空いたシャツを着ていましたから防弾チョッキを着けたらそれが台無しになると作り手は考えたんでしょうな。

あとジムが手帳に決してバレてはいけないスタンリーの住所を書いていたのには呆れてしまいました。しかも結局頭の中に住所を叩き込んであったなんてバカにもほどがあります(笑)

映画の山場であるコックスの死が闘牛によるものっていうのもなあ……黒幕ぐらい自分たちの力で倒してほしかったです。

そういえば病気の設定って必要でしたかね?ラストシーンである刑務所で務めを果たした後も普通にピンピンしていましたし(笑)テンポを悪くしているだけだった気がします。

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